2024/11/25〜2024/12/1までのAWSアップデートを振り返ってみた #しむそく #しまがじ
はじめに
11月第5週のAWSアップデートを振り返ってみました!
可能な限りアップデートの内容を理解してまとめていますが、若干知識の浅いサービスや分野はコメントが軽めとなることがあります。ご了承ください。
一部のアップデートにおいて、AWS公式のブログと、各企業ブログなどへのリンクを参考として掲載しています!
ジャンルごとに大別しつつ、個人的に注目度が高いほど★を増やしています。
アツいアップデートだけ流し読みしたい場合は★★や★★★を追っていきましょう!
アップデートの見出しは日本語訳しています!(時期によっては既に日本語の記事が出ているものもあります)
Compute系
★★EC2 Capacity Blocksがインスタントスタート、延長、予約をサポート
Compute: EC2
EC2 Capacity Blocksに3つの新機能が追加されました!
数分で開始できるキャパシティブロックの提供、期間の延長、最大6ヶ月の予約が利用でき、機械学習ワークロードを展開しやすくなります。
Amazon EC2 Capacity Blocks now supports instant start times and extensions
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon EC2 Capacity Blocks for ML 最大予約期間の拡大と予約期間の延長が可能になりました
★★EC2 Capacity Reservationsが将来の日付の予約をサポート
Compute: EC2
EC2 Capacity Reservationsが将来の日付で容量予約を実施できるようになりました!
予定されているイベントに備えて容量を確保しておくことで、重要な高負荷ワークロードを安心して実行することができます。
Request future dated Amazon EC2 Capacity Reservations
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon EC2 のオンデマンドキャパシティ予約が将来の日付を指定した予約に対応しました
★C7gインスタンスがパリと大阪リージョンでサポート
Compute: EC2
C7gインスタンスが、パリと大阪リージョンのEC2で利用できるようになりました!
Graviton3を搭載し、同等のインスタンスと比べて最大60%少ないエネルギーで動作します。
Amazon EC2 C7g instances are now available in additional regions
Containers系
★★ECRのデフォルトリポジトリ制限が100,000に増加
Containers: ECR
ECRのデフォルトのリポジトリ数が、10,000から100,000に増加されました!
デフォルトで今までの10倍となり、100,000を超える場合はリクエストによって引き上げることが可能です。
Amazon ECR announces 10x increase in repository limit to 100,000
Database系
★★★DMSがデータマスキングをサポート
Database: DMS
DMSにデータマスキング機能が追加されました!
データベースの移行中に機密データを列レベルでランダム化/マスキング/ハッシュ化できるようになり、GDPRなどデータ保護の要件に対応することができます。
AWS DMS now supports Data Masking
DevelopersIO記事:
[アップデート] AWS Database Migration Service (AWS DMS) の変換ルールでデータマスキング機能が使えるようになりました
★★★Redshiftがデータ共有によるマルチデータウェアハウス書き込みをサポート
Database: Redshift
Redshiftにて、複数のウェアハウスでデータベースを共有して書き込みができるようになりました!
ワークロードを分割してウェアハウスのタイプとサイズを調整しつつ、他のチームと簡単かつ安全にデータベースを共有して作業が可能です。
Amazon Redshift multi-data warehouse writes through data sharing is now generally available
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon Redshiftのマルチデータウェアハウス書き込み機能が一般提供開始されたので試してみた
★★RDS for PostgreSQL, MySQL, MariaDBがM8g/R8gインスタンスをサポート
Database: RDS
バージニア北部、オハイオ、オレゴン、フランクフルトのRDS for PostgreSQL, MySQL, MariaDBが、M8g/R8gインスタンスに対応しました!
Graviton4を搭載し、Graviton3と比較してパフォーマンスが最大40%、価格パフォーマンスが最大29%向上しています。
Amazon RDS for PostgreSQL, MySQL, and MariaDB now supports M8g and R8g database instances
★★AuroraがR8gインスタンスをサポート
Database: RDS
バージニア北部、オハイオ、オレゴン、フランクフルトのAuroraが、R8gインスタンスに対応しました!
Graviton4ベースで、最新のDDR5メモリを搭載し、最大48xlargeのサイズが提供されます。
Amazon Aurora now supports Graviton4-based R8g database instances
DevelopersIO記事:
Amazon Aurora が Graviton4 ベースの R8g インスタンスで利用可能になりました
★★Valkey GLIDE 1.2がAZ認識機能をサポート
Database: ElastiCache, MemoryDB
Valkey GLIDEクライアントライブラリのバージョン1.2にて、AZ認識機能とJSONデータ型対応が追加されました!
同じAZ内のValkeyノードへリクエストを送信することで応答時間を短縮したり、クラスター内でJSONを保存したりすることができます。
Valkey GLIDE 1.2 adds new features from Valkey 8.0, including AZ awareness
★★Neptune Analyticsが顧客管理PrivateLinkエンドポイントをサポート
Database: Neptune
Neptune AnalyticsがPrivateLinkに対応しました!
VPCインターフェースエンドポイント経由で、VPCやオンプレミスのアプリケーションからNeptune Analyticsへインターネットを経由せずアクセス可能となります。
Neptune Analytics Adds Support for Customer Managed PrivateLink endpoints
★RDS for SQL Serverが2024年11月アップデートをサポート
Database: RDS
RDS for SQL Serverが、2024年11月のマイナーバージョンをリリースしました!
2016/2017/2019/2022にそれぞれ適用され、パフォーマンス強化とセキュリティの修正が含まれています。
Amazon RDS for SQL Server Supports Minor Versions in November 2024
Network系
★★★Cloud WANがDirect Connectを使用したオンプレミスとの直接接続をサポート
Networking & Content Delivery: Cloud WAN
Cloud WANがDirect Connectを使用して、オンプレミスとAWSクラウドを直接接続できるようになりました!
Cloud WAN Direct Connectアタッチメントを使用し、Transit Gatewayの経由が不要となることで、ネットワーク構成が簡素化します。
AWS Cloud WAN simplifies on-premises connectivity via AWS Direct Connect
公式ブログ:
Simplify global hybrid connectivity with AWS Cloud WAN and AWS Direct Connect integration
DevelopersIO記事:
[アップデート] AWS Cloud WANとDirect Connect Gatewayを直接接続できるようになりました
★★★PrivateLinkがクロスリージョン接続をサポート
Networking & Content Delivery: VPC
PrivateLinkを異なるリージョンのVPCエンドポイントと接続できるようになりました!
各リージョンで追加のネットワークリソースを作成する必要なく、あらゆるリージョンから簡単かつセキュアにインターフェースエンドポイントへアクセスできます。
AWS PrivateLink now supports cross-region connectivity
Storage系
★★★S3が条件付き書き込みの機能追加をサポート
Storage: S3
S3の条件付き書き込みにETagチェックが追加され、オブジェクトが変更されていないか確認できるようになりました!
複数のクライアントがオブジェクトを書き込みする際、ETagを指定して変更を確認することで誤った上書きを防止でき、高度に並列化されたワークロードで役立ちます。
Amazon S3 adds new functionality for conditional writes
DevelopersIO記事:
[新機能] Amazon S3 にETagによる既存オブジェクト更新時の競合防止が追加されたので試してみました
★★★S3が汎用バケットにおける条件付き書き込みの強制をサポート
Storage: S3
S3の汎用バケットで、条件付き書き込みをバケットポリシーで強制できるようになりました!
オブジェクトの存在確認、およびオブジェクトの状態(変更)確認を義務付けることで、意図しないデータの上書きを予防します。
Amazon S3 now supports enforcement of conditional write operations for S3 general purpose buckets
★★★S3 Express One Zoneが条件付き削除をサポート
Storage: S3
S3 Express One Zoneに条件付き削除機能が追加されました!
オブジェクトを削除する際に、そのオブジェクトが変更されていないかを確認することで、意図しない削除を防止し、複数クライアントのアプリケーションで耐久性が向上します。
Amazon S3 Express One Zone now supports conditional deletes
★★★EFSのIOPSが10倍に増加
Storage: EFS
EFSのファイルシステムあたりの読み取りIOPSが250万、書き込みIOPSが50万に増加しました!
以前の10倍のパフォーマンスとなり、機械学習、マルチテナントSaaS、ゲノミクスなどデータ集約ワークロードが強化されます。
Amazon EFS now supports up to 2.5 million IOPS per file system
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon EFSのElastic Throughputで最大250万読み取りIOPSと最大50万書き込みIOPSをサポートしました
★★FSx for LustreがElastic Fabric AdapterとNVIDIA GPUDirect Storageをサポート
Storage: FSx for Lustre
FSx for Lustreで、Elastic Fabric Adapter(EFA)とNVIDIA GPUDirect Storage(GDS)が利用可能になりました!
Persistent-2ファイルシステムでサポートされており、組み合わせて利用することでクライアントインスタンスあたり最大12倍の1,200Gbpsを実現します。
Amazon FSx for Lustre now supports Elastic Fabric Adapter and NVIDIA GPUDirect Storage
公式ブログ:
Amazon FSx for Lustre increases throughput to GPU instances by up to 12x
★★EBSが時間ベースのスナップショットコピーをサポート
Storage: EBS
EBSスナップショットに、時間ベースのコピー機能が追加されました!
15分から48時間の範囲で時間枠を設定することで、その範囲内でのスナップショットコピーの作成が保証されるようになり、RPOなどの要件を満たせるようになります。
Amazon EBS announces Time-based Copy for EBS Snapshots
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon EBSに時間ベースのEBSスナップショットコピー機能が追加されました
Security系
★★Network Firewallがルールで追加のプロトコルとキーワードのリストをサポート
Security, Identity, & Compliance: Network Firewall
Network FirewallがHTTP2, QUIC, PostgreSQL,などのプロトコルに新しく対応しました!
さらにTLS, SNMP, DHCP, Kerberosでルールキーワードに対応し、詳細なセキュリティ制御ができるようになっています。
AWS Network Firewall expands the list of supported protocols and keywords in firewall rules
★AWS Artifactがアクセス制御と追跡の改善による契約機能の強化をサポート
Security, Identity, & Compliance: Artifact
AWS Artifactにおいて、契約機能が強化されました!
IAMにArtifactのマネージドポリシーが追加され、CloudTrailによるログ記録にも対応したことで、契約の実行に関するガバナンスが向上しています。
AWS Artifact enhances agreements with improved access control and tracking
Management系
★★★CloudWatchがコンソールでのObservabilityデータに対するコンテキストの追加をサポート
Management & Governance: CloudWatch
CloudWatchがコンソール上でObservabilityデータとリソースの関係を視覚化できるようになりました!
リソースのあらゆるメトリクスやログと他のリソースとの関係を視覚的に把握し、分析やトラブルシューティングが容易になります。
Amazon CloudWatch adds context to observability data in service consoles, accelerating analysis
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon CloudWatchが関連するテレメトリやリソース関係を可視化できるようになりました
★★Control Towerがランディングゾーンにおける規範的なバックアッププランをサポート
Management & Governance: Control Tower
Control Towerのランディングゾーンで、AWS Backupの推奨設定が選択できるようになりました!
バックアッププランを選択してOU単位で設定することで、組織全体で一貫したバックアップおよびリカバリのポリシーを簡単に適用できます。
AWS Control Tower adds prescriptive backup plans to landing zone capabilities
★★AppConfigがサードパーティアラートに基づく自動ロールバックをサポート
Management & Governance: AppConfig
AppConfigがサードパーティのAPMソリューションと接続し、アラートに基づき自動でロールバックできるようになりました!
CloudWatch以外のモニタリング手法に対応したことで、ガードレールを追加し、アプリケーション変更の信頼性が高まります。
AWS AppConfig supports automatic rollback safety from third-party alerts
Analytics系
★★QuickSightがピクセルパーフェクトレポートでプロンプトレポートとリーダースケジュールをサポート
Analytics: QuickSight
QuickSightがピクセルパーフェクトレポート作成時にフィルターコントロール(プロンプト)を利用できるようになりました!
レポート作成時の設定に加え、スケジュールでのレポート作成時にも適用可能で、関心に沿ったレポートを定期的に受け取れます。
Amazon QuickSight now supports prompted reports and reader scheduling for pixel-perfect reports
DevelopersIO記事:
★★DataZoneがメタデータルールの強制をサポート
Analytics: DataZone
DataZoneのデータアクセスワークフローで、メタデータルールを強制できるようになりました!
ドメイン所有者によるメタデータ要件の定義を必須とすることで、組織のコンプライアンス要件に応じたアクセス制御を実現します。
Amazon DataZone now enhances data access governance with enforced metadata rules
公式ブログ:
Enhance data governance with enforced metadata rules in Amazon DataZone
★★Managed Service for Apache Flinkが宛先にManaged Service for Prometheusをサポート
Analytics: Managed Service for Apache Flink
Managed Service for Apache Flinkに、Managed Service for Prometheus向けのコネクタが追加されました!
Apache Flinkで処理したデータをPrometheusおよびGrafanaで簡単かつリアルタイムに表示でき、可観測性が向上します。
★★Managed Service for Apache FlinkがSQSへの配信をサポート
Analytics: Managed Service for Apache Flink
Managed Service for Apache FlinkがSQSキューに配信するためのコネクタを追加しました!
Apache Flinkで処理されたデータをSQSに送信し、イベント駆動型アプリケーションなどと連携させられます。
Amazon Managed Service for Apache Flink now delivers to Amazon SQS queues
★★EMR Managed ScalingがAdvanced Scalingをサポート
Analytics: EMR
EMR Managed ScalingにAdvanced Scaling機能が追加されました!
クラスターで必要なリソース使用率やパフォーマンスレベルを設定することで、通常のスケーリングと比べてワークロードに最適化されたスケーリングを行い、コスト効率が向上します。
Introducing Advanced Scaling in Amazon EMR Managed Scaling
Machine Learning系:Amazon Q
★★★Amazon Q DeveloperからOracleからPostgreSQLへの埋め込みSQL変換をサポート
Machine Learning: Q Developer
Amazon Q Developerを使って、IDE上でアプリケーション上のOracle SQLステートメントをPostgreSQLに変換できるようになりました!
手動で行っていたDMSのスキーマ変換を自動で実施可能となり、OracleからPostgreSQLへの移行が加速します。
Amazon Q Developer now transforms embedded SQL from Oracle to PostgreSQL
★★Amazon Q Developerが自然言語でのコスト分析をサポート
Machine Learning: Q Developer
コンソール上で、Amazon Q Developerにコスト分析に関する質問ができるようになりました!
自然言語の質問に対し、AWSアカウントにおけるコストの回答と、クエリパラメータおよび視覚化するためのリンクが提供されます。
Amazon Q Developer now provides natural language cost analysis
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon Q Developerでコスト分析ができるようになりました!
★★Amazon Q DeveloperのJava変換機能がステップバイステップとライブラリアップグレードをサポート
Machine Learning: Q Developer
Amazon Q Developerが、Java 17アプリケーションに対するステップバイステップのアップグレードおよびライブラリのアップグレードに対応しました!
いくつかのdiffで示された変更を順番に受け入れることができ、またライブラリを最新化することも可能です。
Amazon Q Java transformation launches Step-by-Step and Library Upgrades
★★【Preview】Amazon Q DeveloperのJava変換機能がCLIをサポート
Machine Learning: Q Developer
Amazon Q DeveloperのJavaアップグレード機能がCLIをパブリックプレビューでリリースしました!
LinuxまたはmacOSで利用でき、Java8/11から17への変換、カスタム変換、ローカル環境でのビルドといった機能が用意されています。
Amazon Q Developer launches Java upgrade transformation CLI (Public Preview)
★★Amazon Q Developerがコンソールのコンテキストに応じたチャットの提供をサポート
Machine Learning: Q Developer
Amazon Q Developerが、コンソール上で開いているサービスとリージョンに基づくチャットの応答ができるようになりました!
どのサービスに関する質問かを明示する必要がなくなり、効率良く回答を取得することができます。
Amazon Q Developer can now provide more personalized chat answers based on console context
DevelopersIO記事:
Amazon Q Developer でマネジメントコンソールの情報に基づいたチャット回答をサポートしました
★★Amazon Q Developer Proがユーザーアクティビティダッシュボードをサポート
Machine Learning: Q Developer
Amazon Q Developer Proにユーザーアクティビティを表示するダッシュボードが追加されました!
管理者がそれぞれのユーザーにおける各機能の利用状況を可視化でき、生産性の評価やサブスクリプションの整理に役立ちます。
Amazon Q Developer Pro tier introduces a new, improved dashboard for user activity
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon Q Developer Pro でユーザーアクティビティを記録する日次レポートが出力出来るようになりました
★★【Preview】Amazon Q DeveloperがEclipseをサポート
Machine Learning: Q Developer
Eclipse IDE向けのAmazon Q Developerプラグインがパブリックプレビューで提供されました!
VS Codeなど既に対応しているIDEと同様に、Eclipseでも生成AIによる開発支援を受けられ、生産性の向上に寄与します。
Amazon Q Developer for the Eclipse IDE is now in public preview
★★【Preview】Amazon Q Appsがデータ収集機能をサポート
Machine Learning: Q Business
Amazon Q Appsにデータ収集機能がプレビューで追加されました!
フォームカードを介してさまざまなビジネスユースケースの情報を収集し、共有や分析などに活用するアプリを作成することで、データによるコラボレーションを加速させます。
Amazon Q Apps introduces data collection (Preview)
★★Amazon Q Appsがプライベート共有をサポート
Machine Learning: Q Business
Amazon Q Appsにプライベート共有機能が追加されました!
特定のAmazon Q Businessユーザーのみが利用できるアプリを作成することで、少数ユーザーへ試用として提供したり、特定のチームに特化したアプリを作成したりすることができます。
Introducing Amazon Q Apps with private sharing
Machine Learning系:Bedrock, Sagemaker
★★★Bedrock Agentsがカスタムオーケストレーションをサポート
Machine Learning: Bedrock
Bedrock Agentsにカスタムオーケストレーション機能が追加されました!
AgentsのオーケストレーションロジックをLambdaで定義し、複雑なワークフローの順序や状態管理を制御することで精度を向上させられます。
Amazon Bedrock Agents now supports custom orchestration
公式ブログ:
Getting started with Amazon Bedrock Agents custom orchestrator
★★★Bedrock AgentsがInlineAgentsをサポート
Machine Learning: Bedrock
Bedrockがインラインエージェントを作成できるようになりました!
事前定義せず、実行時にAgentsを動的に定義および設定することで、様々なAgentsを素早く試すことができ、柔軟性や使いやすさが向上します。
Announcing InlineAgents for Agents for Amazon Bedrock
DevelopersIO記事:
[新機能] Agents for Amazon Bedrock の InlineAgents を試してみた
★★★SageMakerが推論インスタンスのゼロスケールをサポート
Machine Learning: SageMaker
SageMakerのリアルタイム推論エンドポイントへデプロイしているインスタンスを、ゼロにスケールダウンできるようになりました!
予測可能で特定期間にトラフィックの無いワークロードや、開発/検証環境における推論コストが大幅に削減可能です。
Amazon SageMaker introduces Scale Down to Zero for AI inference to help customers save costs
★★SageMakerがマルチアダプターモデル推論をサポート
Machine Learning: SageMaker
SageMakerにマルチアダプター推論機能が追加されました!
単一エンドポイントの背後に数百のファインチューニングされたLow-Rank Adaptation(LoRA)アダプターをデプロイし、リクエストごとに適切なアダプターをロードすることで、高スループットとコスト削減を実現します。
Amazon SageMaker launches Multi-Adapter Model Inference
Front-End系
★★★AmplifyがCognitoのパスワードレスログインをサポート
Front-End Web & Mobile: Amplify
AmplifyがCognitoのパスワードレス認証機能をアプリケーションに実装できるようになりました!
JavaScript/Swift/Android用のAmplifyクライアントライブラリで実装し、Passkeyなどのセキュアな認証を簡単に導入できます。
AWS Amplify introduces passwordless authentication with Amazon Cognito
End User系
★★WorkSpacesがアイドル切断タイムアウトをサポート
End User Computing: WorkSpaces
Amazon DCVプロトコルを使用したWorkSpaces Personalにて、アイドル切断タイムアウト機能が追加されました!
WorkSpacesが非アクティブになってから切断されるまでの時間を変更でき、ユーザー体験とコストを最適化します。
Announcing Idle Disconnect Timeout for Amazon WorkSpaces
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon WorkSpaces Personalにアイドル切断タイムアウトが導入されました
Developer系
★★★CodePipelineがECRへのパブリッシュとInspectorScanをサポート
Developer Tools: CodePipeline
CodePipelineに、ECRBuildAndPublishとInspectorScanのアクションが追加されました!
CodeBuildプロジェクトを作成する必要なく、Dockerイメージの構築とECRへの公開や、リポジトリおよびイメージのスキャンが行えます。
AWS CodePipeline now supports publishing ECR image and AWS InspectorScan as new actions
iret media記事:
[CodePipeline] 「ECRへのPush」と「Inspectorスキャン」がアクションとしてサポートされました!
Business系
★Amazon Connect Contact Lensがエージェントパフォーマンス評価のキャリブレーションをサポート
Business Applications: Connect
Amazon Connect Contact Lensにて、エージェントのパフォーマンス評価でキャリブレーションが実行できるようになりました!
同一コンタクトを複数のマネージャーが同様に評価し、違いから評価フォームの改善機会を受け取ったり、マネージャーの正確さを測定したりできます。
Amazon Connect Contact Lens launches calibrations for agent performance evaluations
★Amazon Connectがタスクのセルフアサインをサポート
Business Applications: Connect
Amazon Connectにて、エージェントが自分にタスクを割り当てることができるようになりました!
ワークスペースまたはコントロールパネルから有効化し、タスクをスケジュールして自身に割り当てることで顧客へのフォローアップをリマインドするなどが行えます。
Amazon Connect now allows agents to self-assign tasks
Cloud Finance系
★★【Preview】Pricing Calculatorが割引とコミットメントをサポート
Cloud Financial Management: Pricing Calculator
Pricing Calculatorにm割引やコミットメント購入を組み込むことができるようになりました!
過去の使用量や既存のCalculatorから見積もりをインポートすることも可能で、より正確なコスト見積もりが提供されます。
Enhanced Pricing Calculator now supports discounts and purchase commitments (in preview)
公式ブログ:
Create your personalized cost estimate with the enhanced AWS Pricing Calculator (public preview)
★★Billing and Cost ManagementがFOCUS 1.0へのエクスポートをサポート
Cloud Financial Management: Billing and Cost Management
プレビューとなっていたBilling and Cost ManagementにおけるFOCUS 1.0へのデータエクスポート機能がGAとなりました!
AWSのコストを標準化された形式でS3にエクスポートできるようになり、他のサービスを含むクラウドの財務管理を容易にします。
AWS Billing and Cost Management Data Exports for FOCUS 1.0 is now generally available
★★Cost Anomaly Detectionが強化された根本原因分析をサポート
Cloud Financial Management: Billing and Cost Management
コスト異常検出における根本原因の分析機能が強化されました!
アカウント、リージョン、使用タイプのどの組み合わせが特定サービスでの異常支出となったかを分析し、最大10の根本原因が提示されることで、適切に対処を行えます。
AWS delivers enhanced root cause insights to help explain cost anomalies
公式ブログ:
Faster anomaly resolution with enhanced root cause analysis in AWS Cost Anomaly Detection
その他
★★MarketplaceがAIによる製品概要と比較をサポート
Others: Marketplace
MarketplaceのSaaS製品について、AIを使って製品概要および比較を表示できるようになりました!
製品の使いやすさやコスト効率といった項目の要約や、類似の製品との比較によって、購入の意思決定を支援します。
AWS Marketplace introduces AI-powered product summaries and comparisons
★MarketplaceがセルフサービスのKnow Your Customerをサポート
Others: Marketplace
Marketplaceに、欧州、中東、アフリカといったEMEA Marketplace Operator経由の顧客を対象としたセルフサービスのKnow Your Customer(KYC)機能が追加されました!
EMEA Marketplace Operatorへのオンボーディングが短縮され、ローカライズが加速します。
Self-Service Know Your Customer (KYC) for AWS Marketplace Sellers
おわりに
今週もおそらくどこよりも早いアップデートまとめをお送りしました!
いよいよre:Inventが始まりますが、前週でもたくさんアップデートがありましたね!
Twitterアカウントでは可能な限り日々のアップデートを紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!
ハッシュタグ #しむそく も2023/10/20以降の(一部を除く)更新に付与しています!流し読みしたいときにどうぞ。
また、YouTubeにて毎週水曜12時から、前週のアップデートをラジオ感覚で振り返る #しむそくRadio も始まりました!
皆さんのフィードバックにより随時改善してまいりますので、是非チャンネル登録、視聴およびアンケートのご回答までしていただけると大変嬉しいです!