2024/1/1〜2024/1/7までのAWSアップデートを振り返ってみた #しむそく #しまがじ
はじめに
1月第1週のAWSアップデートを振り返ってみました。
2024年も変わらず可能な限りアップデートのまとめをお届けします!
可能な限りアップデートの内容を理解してまとめていますが、若干知識の浅いサービスや分野はコメントが軽めとなることがあります。ご了承ください。
一部のアップデートにおいて、AWS公式のブログと、各企業ブログなどへのリンクを参考として掲載しています!
(今週は少なめ)
ジャンルごとに大別しつつ、個人的に注目度が高いほど★を増やしています。
アツいアップデートだけ流し読みしたい場合は★★や★★★を追っていきましょう!
アップデートの見出しは日本語訳しています!(時期によっては既に日本語の記事が出ているものもあります)
Compute系
★★LightsailのWordPressセットアップの一部が簡略化
Compute: Lightsail
LightsailでWordPressをセットアップする際のワークフローがより簡単になりました!
ドメインの設定やSSL証明書の追加がガイド付きで提供され、より簡単に独自のWordPressサイトを構築することができます。
Introducing simplified WordPress setup on Amazon Lightsail
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon Lightsail の WordPress インスタンスでカスタムドメインや SSL 構成を簡単にセットアップする機能が使えるようになりました
★★EC2シリアルコンソールが全てのLocal Zonesで利用可能に
Compute: EC2
全てのLocal Zonesにおいて、EC2インスタンスに対するシリアルコンソールによる接続ができるようになりました!
インスタンスのシリアルポートへの接続を確立することで、SSHやRDPでの接続ができない場合のトラブルシューティングが可能となります。
Amazon EC2 Serial Console is now available in all Local Zones
Security系
★★Cognito IDプールのクォータをService Quotasで確認可能に
Security, Identity, & Compliance: Cognito
CognitoのIDプールに適用されるクォータを、AWS Service Quotasで管理できるようになりました!
GetIDやTagResourceといったAPIコールのリクエスト(RPS)におけるクォータの確認と、引き上げのリクエストを行えます。
Amazon Cognito identity pools enhances quota management in AWS Service Quotas
Sunny Cloud記事:
【アップデート】Amazon Cognito ID プールでクォータ管理ができるようになりました
Management系
★★Systems ManagerがApplication ManagerでのSSM Agent自動更新に対応
Management & Governance: Systems Manager
SSM Agentが、Systems Manager Application Managerを利用して自動でバージョン更新できるようになりました!
Application ManagerのInstancesタブから有効化することで、常にSSM Agentを最新に保つことが可能です。
AWS Systems Manager now supports SSM Agent version update in the context of an Application
★★Systems Managerに対応OSが追加
Management & Governance: Systems Manager
Systems Managerの対応OSにUbuntu 23.04, Debian 12, MacOS 14, SUSE SP5が追加されました!
これらのOSで実行されるEC2インスタンスをマネージドインスタンスとすることが可能となり、セッションマネージャーやパッチマネージャーなどが利用できます。
AWS Systems Manager now supports Ubuntu 23.04, Debian 12, MacOS 14, and SUSE SP5
Analytics系
★★OpenSearchがTLS 1.3とPerfect Forward Secrecyをサポート
Analytics: OpenSearch
OpenSearchがTLS 1.3に対応し、セキュリティが強化できるようになりました!
さらにPerfect Forward Secrecyもサポートされ、一意のランダムセッションキーを使用した中間者攻撃からの保護も提供されます。
Amazon OpenSearch Service now supports TLS 1.3 and perfect forward secrecy
Sunny Cloud記事:
【アップデート】Amazon OpenSearchがTLS1.3とPFSをサポートしました
Machine Learning系
★★SageMaker Feature Storeがプロビジョンドキャパシティーモードに対応
Machine Learning: SageMaker
SageMaker Feature Storeでプロビジョンドキャパシティーモードが利用可能になりました!
オンラインストアの読み取り/書き込みに対し、Feature Group作成時に容量を指定することで、予測可能なワークロードに対するコスト効率を高めます。
Amazon SageMaker Feature Store now offers provisioned capacity mode
Sunny Cloud記事:
【アップデート】Amazon SageMaker 機能ストアでプロビジョニングキャパシティーモードが提供されるようになりました
Business系
★★Amazon Connectが履歴メトリクスに対する詳細なアクセス制御を提供
Business Applications: Connect
Amazon Connectが、リソースタグによる履歴メトリクスへの詳細な制御に対応しました!
Connect UIにおいて、特定のユーザー、キュー、ルーティングプロファイルの単位で履歴メトリクスの表示可能な範囲をエージェントごとに決定できます。
Amazon Connect launches granular access controls for historical metrics
End User系
★★WorkSpacesがWebアクセスにおける証明書認証に対応
End User Computing: WorkSpaces
Amazon WorkSpacesにおいて、Web AccessによるWorkSpaces Streaming Protocol(WSP)上のWIndows WorkSpacesに対する認証として証明書が利用できるようになりました!
ブラウザからのアクセスにSAML 2.0 SSOを用いてパスワードレスを実現します。
証明書にはPrivate CAを使います。
Amazon WorkSpaces supports certificate-based authentication on Web Access
その他
★★★AWSアカウントに対する秘密の質問が廃止
General Reference: Support
AWSアカウントで設定される秘密の質問が廃止されます!
秘密の質問を有効化していないアカウントは既に削除されており、有効化済みの場合は2025/1/6まで使用および編集が可能です。
2025/1/6以降は単体またはOrganizations管理アカウントの両方で廃止されます。
AWS Accounts discontinues the use of security challenge questions
Sunny Cloud記事:
★Marketplaceにおける販売者の出品手数料が簡素化および削減
Others: Marketplace
Marketplaceによる販売者に対する出品手数料が減額および標準化されました!
SaaS/Data Exchange製品タイプのパブリックサブスクリプション、ソフトウェアとデータのプライベートオファーに関する掲載手数料などが減額の対象となります。
AWS Marketplace announces simplified and reduced listing fees for sellers
おわりに
今週も(年始なのでたぶん)どこよりも早いアップデートまとめをお送りしました!
1月2日からアップデートが飛んできたのにはびっくりしました。
Twitterアカウントでは可能な限り日々のアップデートを紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!
ハッシュタグ #しむそく も2023/10/20以降の更新に付与しています!流し読みしたいときにどうぞ。