2024/11/11〜2024/11/17までのAWSアップデートを振り返ってみた #しむそく #しまがじ
はじめに
11月第3週のAWSアップデートを振り返ってみました!
可能な限りアップデートの内容を理解してまとめていますが、若干知識の浅いサービスや分野はコメントが軽めとなることがあります。ご了承ください。
一部のアップデートにおいて、AWS公式のブログと、各企業ブログなどへのリンクを参考として掲載しています!
ジャンルごとに大別しつつ、個人的に注目度が高いほど★を増やしています。
アツいアップデートだけ流し読みしたい場合は★★や★★★を追っていきましょう!
アップデートの見出しは日本語訳しています!(時期によっては既に日本語の記事が出ているものもあります)
Compute系
★★★LambdaがPython 3.13をサポート
Compute: Lambda
LambdaがPython 3.13に対応しました!
2029年10月までのサポートが予定されているLTSリリースで、マネージドランタイムとコンテナイメージの両方で使用することができます。
AWS Lambda adds support for Python 3.13
公式ブログ:
Python 3.13 runtime now available in AWS Lambda
DevelopersIO記事:
[アップデート] AWS Lambda で Python 3.13 ランタイムがサポートされました
★★LambdaがZipの関数アーティファクトに対するCMK暗号化をサポート
Compute: Lambda
Lambdaにて、Zip関数コードに対して顧客管理キー(CMK)で暗号化できるようになりました!
AWS発行のKMSキーでセキュリティやコンプライアンスの要件を満たさないユースケースに対応できます。
AWS Lambda supports Customer Managed Key (CMK) encryption for Zip function code artifacts
★★EC2 Capacity Blocksがオレゴンと東京でサポート
Compute: EC2
EC2 Capacity Blocks for MLが、オレゴンと東京リージョンでP5インスタンスを対象に利用できるようになりました!
EC2 UltraClustersで需要の高いGPUインスタンスを予約可能となり、MLトレーニングや需要および負荷の増加への対応に適しています。
Amazon EC2 Capacity Blocks expands to new regions
★★AWSがMicrosoft Remote Desktop Servicesのライセンスを提供
Compute: EC2
Microsoft Remote Desktop ServicesのサブスクリプションをAWSから直接購入できるようになりました!
EC2上のWindows ServerにおけるGUIベースのアプリケーションで利用でき、Active DirectoryとLicense Managerで管理することが可能です。
AWS launches user-based subscription of Microsoft Remote Desktop Services
Containers系
★★EKSの分割コスト配分データがCloudWatch Container Insightsメトリクスをサポート
Containers: EKS
CloudWatch Container Insightsで収集されたEKSクラスターのメトリクスを、分割コスト配分データで使用できるようになりました!
Podレベルでのコストを取得し、Cost and Usage Reports(CUR)で利用することで、アプリケーションコストを詳細に把握できます。
Database系
★★★DynamoDBがテーブルとインデックスに対するウォームスループットをサポート
Database: DynamoDB
DynamoDBのテーブルとGSIがウォームスループットに対応しました!
瞬時に処理が可能な読み取り/書き込みの数を確認できるほか、スパイクに備えて事前ウォームアップを設定することができます。
Amazon DynamoDB introduces warm throughput for tables and indexes
★★★DynamoDBがオンデマンドスループットとグローバルテーブルを値下げ
Database: DynamoDB
DynamoDBのオンデマンドスループットが最大50%、グローバルテーブルが最大67%値下げしました!
2024年11月1日以降の請求から適用され、ほとんどのワークロードでプロビジョンドと比べオンデマンドのほうがより低価格となります。
Amazon DynamoDB reduces prices for on-demand throughput and global tables
公式ブログ:
New – Amazon DynamoDB lowers pricing for on-demand throughput and global tables
★★Keyspaces(for Apache Cassandra)が最大75%値下げ
Database: Keyspaces
Keyspaces(for Apache Cassandra)の価格が引き下げられました!
オンデマンドモードで最大65%、プロビジョニングモードで最大20%、TTL削除の料金は最大75%の値下げとなっています。
Amazon Keyspaces (for Apache Cassandra) reduces prices by up to 75%
★★RDSがPostgreSQL 17をサポート
Database: RDS
RDS for PostgreSQL 17(17.1)がリリースされました!
自動バキューム監視やJSON_TABLEなどの新機能や、pgvector 0.8.0など94個のPostgreSQL拡張機能の更新が含まれており、既存メジャーバージョンの最新マイナーバージョンも併せてリリースされています。
Amazon RDS for PostgreSQL now supports major version 17
★RDS for MySQLがマイナーバージョン8.0.40をサポート
Database: RDS
RDS for MySQLのマイナーバージョン8.0.40がリリースされました!
データベースのアップグレードにおける文字セットの不一致エラーが発生するバグ修正などが含まれています。
Amazon RDS for MySQL supports new minor version 8.0.40
★RDS for OracleがM7iとR7iインスタンスをサポート
Database: RDS
RDS for OracleでM7iおよびR7iインスタンスが利用できるようになりました!
M6iとR6iに比べ1.5倍のvCPUとメモリを持つ48xlargeのサイズに対応し、大規模なワークロードで利用しやすくなります。
Amazon RDS for Oracle now M7i and R7i instances types
Network系
★★★ALBコンソールからCloudFrontとWAFをセットアップ可能に
Networking & Content Delivery: Elastic Load Balancing
Application Load Balancerのコンソールから、CloudFrontディストリビューションを簡単に追加できるようになりました!
オプションにより、CloudFrontのIPアドレスを許可するセキュリティグループや、基本的なルールを備えたWAF WebACLもセットアップが可能です。
AWS Application Load Balancer announces CloudFront integration with built-in WAF
DevelopersIO記事:
[アップデート] Application Load Balancer コンソールから CloudFront + WAF を統合出来るようになりました
★★Route 53 Resolver DNS FirewallがAdvancedをサポート
Networking & Content Delivery: Route 53
Route 53 Resolver DNS Firewall Advancedが提供されました!
DNSトラフィックを監視し、通常のDNS Firewallでは検出が難しいDNSトンネリングやドメイン生成アルゴリズム(DGA)をブロックすることができます。
Introducing Amazon Route 53 Resolver DNS Firewall Advanced
★★Transit GatewayとCloud WANが追加のメトリクスとPath MTUをサポート
Networking & Content Delivery: Transit Gateway, Cloud WAN
Transit GatewayとCloud WANが、CloudWatchにAZごとのメトリクスを提供するようになりました!
さらにPath MTUの検出(PMTUD)にも対応し、8,500バイトを超えるTGW/CNE MTUのドロップによるパケットロスを緩和することができます。
AWS Transit Gateway and AWS Cloud WAN enhance visibility metrics and Path MTU support
★AWS Client VPNがUbuntu 22.04 LTSと24.04 LTSをサポート
Networking & Content Delivery: Client VPN
AWS Client VPNがデスクトップクライアントとしてUbuntu 22.04 LTS/24.04 LTSに対応しました!
macOS 12.0/13.0/14.0とWindows 10/11に加え、最新のUbuntu LinuxでもVPNクライアントを利用可能です。
AWS Client VPN now supports the latest Ubuntu OS versions – 22.04 LTS and 24.04 LTS
Storage系
★★★S3がアカウントあたり最大100万バケットをサポート
Storage: S3
S3のアカウントあたりのバケット数に関するクォータが引き上げられました!
デフォルトクォータが100から10,000に増加し、リクエストによって最大100万まで引き上げることができますが、2,000個を超えるバケットには料金が発生します。
Amazon S3 now supports up to 1 million buckets per AWS account
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon S3のバケット数デフォルト上限が10000に引き上げられました
★★EBSがボリュームの健全性に関する詳細なパフォーマンス統計をサポート
Storage: EBS
EBSがボリュームに関する詳細なパフォーマンス統計を提供するようになりました!
I/Oレイテンシーなど11のメトリクスを1秒単位で監視できるようになり、リアルタイムでストレージのパフォーマンスに関する問題を把握できます。
Amazon EBS now supports detailed performance statistics on EBS volume health
★★AWS Backupがバックアップポリシーへのリソースタイプと複数タグをサポート
Storage: Backup
AWS BackupのOrganizationsにおけるバックアップポリシーで、リソースタイプや複数タグを選択できるようになりました!
特定のリソースタイプやタグに基づいてバックアップを指定または除外でき、組織で柔軟なバックアップ戦略を実装可能です。
AWS Backup now supports resource type and multiple tag selections in backup policies
公式ブログ:
Enhance resource selection in AWS Backup Policies in AWS Organizations
★AWS Backupが追加の3リージョンでNeptuneをサポート
Storage: Backup
大阪、ジャカルタ、ケープタウンの3リージョンにおけるAWS BackupでNeptuneのサポートが追加されました!
これらのリージョンで動作するNeptuneを含むワークロードにおいて、一元的なバックアップによるデータ保護を行えます。
AWS Backup now supports Amazon Neptune in three new Regions
Integration系
★★Step FunctionsがコンソールからのCloudFormationテンプレートの出力をサポート
Application Integration: Step Functions
Step Functionsのコンソールから、CloudFormationまたはSAMのテンプレートエクスポートできるようになりました!
IAMロールやCloudWatchロググループを含めることもできるほか、Infrastructure Composerコンソールへ移動して編集を続けることも可能です。
Announcing Infrastructure as Code template generation for AWS Step Functions
★★EventBridgeがイベントバスのend-to-endレイテンシーを最大94%改善
Application Integration: EventBridge
EventBridgeのEvent Busが、end-to-endの平均レイテンシーを最大94%削減しました!
P99で2023年1月の2235.23ミリ秒から2024年8月の129.33秒まで改善されており、IngestionToInvocationStartLatencyとIngestionToInvocationSuccessLatencyメトリクスで監視できます。
Amazon EventBridge announces up to 94% improvement in end-to-end latency for Event Buses
★B2B Data Interchangeが生成AIによるEDIマッピングをサポート
Application Integration: B2B Data Interchange
B2B Data Interchangeが、生成AIを使って電子データ交換(EDI)マッピングコードを作成できるようになりました!
既存のEDIドキュメントとトランザクションデータからBedrock経由でマッピングコードを生成して使用でき、作成とテストの効率が大幅に向上します。
AWS B2B Data Interchange introduces generative AI-assisted EDI mappings
Security系
★★★IAMがメンバーアカウントのルートクレデンシャルにおける中央管理をサポート
Security, Identity, & Compliance: IAM
Organizationsのメンバーアカウントにおけるルートクレデンシャルを一元管理できるようになりました!
各ルートアカウントのクレデンシャル削除やクレデンシャル無しでのアカウント作成、また一時的なルートセッションの発行により、手動での管理や保護が不要になります。
Centrally manage root access in AWS Identity and Access Management (IAM)
公式ブログ:
Centrally managing root access for customers using AWS Organizations
DevelopersIO記事:
[アップデート]待望!管理アカウントでメンバーアカウントのルートユーザ操作禁止などが設定できるRoot access managementがリリースされました!
★★IAM Access Analyzerの未使用アクセス分析がスコープのカスタマイズをサポート
Security, Identity, & Compliance: IAM Access Analyzer
IAM Access Analyzerの未使用アクセス分析が、アカウント/ロール/ユーザーを除外できるようになりました!
アカウントIDやロールタグなどでスコープを指定し、必要なプリンシパルのみを分析することで、コストを最適化できます。
Customize scope of IAM Access Analyzer unused access analysis
★★IAM Identity Centerが権限セットでの検索をサポート
Security, Identity, & Compliance: IAM Identity Center
IAM Identity Centerにて、権限セットの名前で検索ができるようになりました!
アクセス管理の際に使用する権限セットを検索しやすくなり、管理が簡素化します。
AWS IAM Identity Center now supports search by permission set name
Management系
★★★Organizationsがリソースコントロールポリシー(RCP)をサポート
Management & Governance: Organizations
AWSリソースに対するポリシーの境界を一元的に管理できるResorce Control Policy(RCP)がリリースされました!
Organizations内で、S3バケットやKMSなどのリソースポリシーに適用可能な最大のアクセス許可を設定することで、外部アクセスを一元的に管理および制限できます。
Introducing resource control policies (RCPs) to centrally restrict access to AWS resources
★★メンバーアカウントでロックされたS3バケットを回復可能に
Management & Governance: Organizations
Organizationsのメンバーアカウントで、意図しないバケットポリシーの設定によりロックされたS3バケットを回復できるようになりました!
ルートクレデンシャルの一元管理機能に基づき、管理アカウントのIAMから各アカウントへの特権アクションでバケットポリシーを削除できます。
AWS Organizations member accounts can now regain access to accidentally locked Amazon S3 buckets
★★Control TowerがRCPを使用したマネージドコントロールをサポート
Management & Governance: Control Tower
Control Towerが、リソースコントロールポリシー(RCP)を使用して実装された予防的なマネージドコントロールをリリースしました!
既存のSCPコントロールを補完する形で設定し、要件に応じて除外などパラメータを構成することができます。
AWS Control Tower launches configurable managed controls implemented using resource control policies
★★Control Towerがコントロールのドリフトを解決する機能をサポート
Management & Governance: Control Tower
Control Towerが、SCPの予防的コントロールを除く全てのオプションコントロールでドリフトをAPIにより解決できるようになりました!
ガバナンスの外部で変更されたコントロールを、ResetEnabledControl APIで修復または再デプロイすることができます。
AWS Control Tower launches the ability to resolve drift for optional controls
★★CloudFormationがデプロイのタイムラインビューをサポート
Management & Governance: CloudFormation
CloudFormationにデプロイのタイムラインビューが追加されました!
従来のイベントビューと比べ、リソースプロビジョニングの順序や所要時間を視覚的に確認できるようになり、デプロイの問題を把握しやすくなります。
Get x-ray vision into AWS CloudFormation deployments with a timeline view
DevelopersIO記事:
[アップデート] AWS CloudFormaiton でイベントのタイムラインビューを使ってデプロイの様子を視覚的に把握出来るようになりました
★★CloudWatchがObservability Solutionsページを提供
Management & Governance: CloudWatch
CloudWatchにObservability Solutionsページが追加されました!
一般的なアプリケーションやAWSサービスに対するCloudWatchダッシュボードおよびアラーム、Application Signalsなど可観測性のためのセットアップガイドが提供されています。
Amazon CloudWatch launches Observability Solutions for AWS Services and Workloads on AWS
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon CloudWatch がオブザーバビリティソリューションを提供開始しました
★★Application Signalsがバーンレートをサポート
Management & Governance: CloudWatch
CloudWatch Application Signalsが、SLOに対するバーンレートメトリクスを提供するようになりました!
エラーバジェットの消費量や消費速度を把握でき、一定の値を超過した際にアラームを送信するよう設定が可能です。
Application Signals now supports burn rate for application performance goals
★★CloudTrail LakeがAIによるログ分析の強化をサポート
Management & Governance: CloudTrail
CloudTrail LakeがAIによる自然言語クエリ生成(GA)とクエリ結果の要約(プレビュー)を行えるようになりました!
いずれも東京リージョンで利用でき、ログ分析により有用な洞察を得るためのプロセスを大幅に簡素化します。
AWS CloudTrail Lake enhances log analysis with AI-powered features
★★CloudTrail Lakeが強化されたイベントフィルタリングをサポート
Management & Governance: CloudTrail
CloudTrail Lakeのイベントフィルタリングが強化されました!
管理イベントおよびデータイベントについて、リクエスト元のサービスやIAMエンティティ、イベントタイプ、コンソールからの操作か否かといった詳細な条件でフィルタリングできます。
AWS CloudTrail Lake announces enhanced event filtering
Analytics系
★★【Preview】Data FirehoseがS3上のApache Icebergへの継続的レプリケーションをサポート
Analytics: Data Firehose
Data Firehoseが、データベースの変更を継続的にS3上のApache Icebergテーブルへ配信する機能をプレビューリリースしました!
簡素化されたデータパイプラインで、MySQLまたはPostgreSQLからリアルタイムかつ最小のパフォーマンス影響でIcebergテーブルへストリーミングが可能です。
公式ブログ:
Replicate changes from databases to Apache Iceberg tables using Amazon Data Firehose (in preview)
★★QuickSightがブランドカスタマイズをサポート
Analytics: QuickSight
QuickSightにBrand Customization機能が追加されました!
UIのブランドカラーやロゴ、アイコンなどをセルフサービスで変更し、組織に合わせた外観でQuickSightを利用することができます。
Amazon QuickSight launches self serve Brand Customization
★★OpenSearchがバージョン2.17をサポート
Analytics: OpenSearch
OpenSearchの新しいバージョン2.17がリリースされました!
ディスク最適化ベクトル検索やバイトベクトルといったメモリ使用量の最適化、ML推論検索プロセッサ、大規模データセットの埋め込みと非同期バッチ取り込み、脅威インテリジェンスといった多くの新機能が追加されています。
Amazon OpenSearch Service now supports OpenSearch version 2.17
★★OpenSearch IngestionがKinesis Data Streamsからの取り込みをサポート
Analytics: OpenSearch
OpenSearch IngestionがKinesis Data Streamsからのレコードの取り込みに対応しました!
ネイティブに接続し、リアルタイミングのストリームレコードをすぐに集計・分析、サンプリング、異常検出に利用することができます。
Amazon OpenSearch Ingestion adds support for ingesting data from Amazon Kinesis Data Streams
公式ブログ:
★★Kinesis Data StreamsのリソースポリシーがCloudFormationをサポート
Analytics: Kinesis Data Streams
Kinesis Data StreamsのリソースポリシーをCloudFormationで記述できるようになりました!
反復的に再利用可能かつコードで管理可能となり、デプロイ時のエラーによるセキュリティリスクや障害リスクを軽減します。
Amazon Kinesis Data Streams launches CloudFormation support for resource policies
★★Glue Data Catalogが列レベル統計のスケジュール生成をサポート
Analytics: Glue
Glue Data Catalogが、列レベルの統計をスケジュールで生成するよう設定できるようになりました!
Apache IcebergテーブルやParquet, JSON, CSVなどにおいて、EventBridgeなどが不要でスケジュールを設定でき、クエリパフォーマンス向上に利用できます。
AWS Glue Data Catalog now supports scheduled generation of column level statistics
★★Managed Service for Apache FlinkがソースとしてDynamoDB Streamsをサポート
Analytics: Managed Service for Apache Flink
Managed Service for Apache FlinkのソースにDynamoDB Streamsが利用できるようになりました!
DynamoDBテーブルに対するアイテムレベルの変更をリアルタイムで変換および分析し、データベース/データレイクや他のストリーミングサービスと連携できます。
Amazon Managed Service for Apache Flink now supports Amazon DynamoDB Streams as a source
★OpenSearchが2つのプラグインをサポート
Analytics: OpenSearch
OpenSearchに、Portal26.aiの暗号化プラグインとBabel StreetのName Matchプラグインが追加されました!
インデックス作成時にNIST FIPS 140-2 認定の暗号化を行ったり、名前や組織、住所などを複数言語で正確に照合したりできるようになります。
Amazon OpenSearch Service adds supports for two new third party plugins
★OpenSearchがC7i/M7i/R7iインスタンスをサポート
Analytics: OpenSearch
OpenSearchが第4世代Intelを搭載したC7i, M7i, R7iインスタンスに対応しました!
第3世代Intel搭載インスタンスと比べ最大15%価格パフォーマンスに優れ、DDR5メモリにより高い帯域幅を実現します。
Amazon OpenSearch Service now supports 4th generation Intel (C7i, M7i, R7i) instances
Machine Learning系
★★Q DeveloperがDatadogとWizのプラグインをサポート
Machine Learning: Q Developer
Amazon Q DeveloperのプラグインにDatadogとWizが追加され、直接各サービスへアクセスできるようになりました!
@ datadogまたは@ wizで自然言語のクエリを行うことで、アクティブなアラートやセキュリティ上の問題など各サービスの情報を簡単に取得できます。
Amazon Q Developer plugins for Datadog and Wiz now generally available
★★Amazon Q Developer Proの管理者機能が強化
Machine Learning: Q Developer
Amazon Q Developer Proで、管理者がサブスクリプションのアクティビティを表示できるようになりました!
各ユーザーの最終アクティビティ情報や毎日のアクティビティレポートを取得でき、利用状況の管理や棚卸しに役立ちます。
Amazon Q Developer Pro tier adds enhanced administrator capabilities to view user activity
★★SageMaker Notebook InstancesがTrainium1とInferentia2をサポート
Machine Learning: SageMaker
SageMakerのノートブックインスタンスが、Trainium1およびInferentia2ベースのEC2インスタンスに対応しました!
LLMのトレーニングや推論に特化したインスタンスで、SageMaker上でコスト効率良くLLMを扱うことができます。
Amazon SageMaker Notebook Instances now support Trainium1 and Inferentia 2 based instances
★★SageMaker Model Registryがモデルのライフサイクルステージ定義をサポート
Machine Learning: SageMaker
SageMaker Model RegistryがMLモデルに対するライフサイクルステージに対応しました!
モデルの開発、テスト、本番といったステージを定義でき、それぞれのステージで承認ステータスを設定することで適切にモデルの進行を管理できます。
Amazon SageMaker Model Registry now supports defining machine learning model lifecycle stages
★★SageMaker Model Registryがモデルリネージをサポート
Machine Learning: SageMaker
SageMaker Model Registryがモデルのリネージ(系統)を追跡できるようになりました!
機械学習モデルのライフサイクルにおいて、データセット、ジョブ、デプロイエンドポイントなどのリネージを簡単に取得可能になります。
SageMaker Model Registry now supports model lineage to improve model governance
★★SageMakerがDataZoneプロジェクトに対するセットアップエクスペリエンスをサポート
Machine Learning: SageMaker
SageMakerが、DataZoneプロジェクトをセットアップするための設定のインポートとマッピングに対応しました!
SageMakerドメインから承認ユーザーとセキュリティ設定、ポリシーを渡すことができ、データと機械学習アセットへのアクセスを簡単に管理できます。
Amazon SageMaker now provides new set up experience for Amazon DataZone projects
★Pollyに3つの長文音声が追加
Machine Learning: Polly
Pollyに3種類のLong-Form音声が追加されました!
男性風/米国英語のPatrick、女性風/スペイン語のAlba、男性風/スペイン語のRaúlで、記事や学習資料などの長いテキストを読み上げることができます。
Developer系
★★Fault Injection Serviceが実験レポートの生成をサポート
Developer Tools: Fault Injection Service
Fault Injection Serviceが実験レポートを生成できるようになりました!
CloudWatchダッシュボードからのアプリケーションの応答がキャプチャされたレポートをダウンロードでき、監査などの用途に利用できます。
AWS Fault Injection Service now generates experiment reports
DevelopersIO記事:
[アップデート] AWS Fault Injection Service で実験レポートを作成するオプションが追加されました
★★CodeBuildがリザーブドキャパシティでWindows Dockerをサポート
Developer Tools: CodeBuild
CodeBuildがリザーブドキャパシティフリート利用時にWindows Dockerイメージをビルドできるようになりました!
LinuxとWindowsのリザーブドキャパシティに独自のAMIを利用することも可能で、ビルド環境の柔軟性が向上します。
AWS CodeBuild now supports Windows Docker builds in reserved capacity fleets
Cloud Finance系
★★Billing ConductorのListBillingViews APIがAWS SDKでサポート
Cloud Financial Management: Billing Conductor
Billing ConductorのListBillingViews APIをAWS SDKで呼び出せるようになりました!
プログラムで見積コストと使用状況レポート(CUR)を自動で生成可能になり、再請求のセットアップが簡単に行えます。
AWS SDK now supports ListBillingViewsAPI for AWS Billing Conductor users
IoT系
★★IoT CoreがMQTTメッセージの強化と許可の簡素化をサポート
Internet of Things: IoT Core
IoT Coreが2つの新機能をリリースしました!
MQTTメッセージにレジストリ登録済みの情報を付加できる機能と、MQTTクライアントIDとデバイスの名前が完全一致でなくても関連付けでき、管理を一元化する機能です。
AWS IoT Core adds capabilities to enrich MQTT messages and simplify permission management
Media系
★★IVSがMultitrack Videoをサポート
Media Services: IVS
IVSにマルチトラックビデオ機能が追加されました!
トランスコーディングにIVSを使わずデバイスのOBS Studioから直接複数のビデオ品質セットを自動的に送信することで、入力コストを4分の1に抑えることができます。
Amazon IVS introduces Multitrack Video to save input costs
★Deadline CloudがGPU acceleratedなEC2インスタンスをサポート
Media Services: Deadline Cloud
Deadline Cloudのサービスマネージドフリートに、NVIDIA GPUアクセラレーションインスタンスが追加されました!
G4dn, G5, G6, Gr6, G6eインスタンスのWindows Server 2022またはAMazon Linux 2023をセットアップすることができます。
AWS Deadline Cloud now supports GPU accelerated EC2 Instance Types
Game系
★★GameLiftが構築/デプロイ/実行用のコンテナをサポート
Game Development: GameLift
GameLiftにて、ゲームサーバーパッケージを構築、デプロイ、実行することができるコンテナーを提供しました!
反復的にデプロイおよびスケーリングが可能なコンテナ環境を簡単にセットアップでき、デプロイの高速化、ミスの削減、リソースの効率化が行えます。
Amazon GameLift adds containers for faster dev iteration and simplified management
その他
★Partner CentralがAPI for Sellingをサポート
Others: Partner Central
Partner CentralにAPI for Sellingが追加されました!
Customer relationship management(CRM)システム内でAPN Customer Engagement(ACE)のOppotunity作成や管理をプログラム的に実施できるようになり、共同販売プロセスが拡張します。
AWS Partner Central now provides API for Selling with AWS
★Partner CRM ConnectorがPartner Central APIをサポート
Others: Partner Central
SalesforceのAWS Partner customer relationship management(CRM)コネクタがPartner Central APIとの連携を強化しました!
APN Customer Engagement(ACE)とSalesforce間でのデータマッピングやEventBridge経由の更新通知などにより、営業および販売のプロセスが改善します。
AWS Partner CRM Connector Adds Partner Central API Support
おわりに
今週もおそらくどこよりも早いアップデートまとめをお送りしました!
re:Invent前ということで注目のアップデートが大量に出てきましたが、とりわけガバナンス系が目立ちましたね!
Twitterアカウントでは可能な限り日々のアップデートを紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!
ハッシュタグ #しむそく も2023/10/20以降の(一部を除く)更新に付与しています!流し読みしたいときにどうぞ。
また、YouTubeにて毎週水曜12時から、前週のアップデートをラジオ感覚で振り返る #しむそくRadio も始まりました!
皆さんのフィードバックにより随時改善してまいりますので、是非チャンネル登録、視聴およびアンケートのご回答までしていただけると大変嬉しいです!