2024/10/14〜2024/10/20までのAWSアップデートを振り返ってみた #しむそく #しまがじ

目次

はじめに

 

10月第3週のAWSアップデートを振り返ってみました!

 

可能な限りアップデートの内容を理解してまとめていますが、若干知識の浅いサービスや分野はコメントが軽めとなることがあります。ご了承ください。
一部のアップデートにおいて、AWS公式のブログと、各企業ブログなどへのリンクを参考として掲載しています!

 

ジャンルごとに大別しつつ、個人的に注目度が高いほど★を増やしています。
アツいアップデートだけ流し読みしたい場合は★★や★★★を追っていきましょう!

アップデートの見出しは日本語訳しています!(時期によっては既に日本語の記事が出ているものもあります)

 

Compute系

 

★★LambdaコンソールがCloudWatch Metrics Insightsダッシュボードをサポート

 

Compute: Lambda

LambdaのコンソールからCloudWatch Metrics Insightsのダッシュボードを表示できるようになりました!
Lambdaのエラーやパフォーマンスに関するメトリクスをLambdaコンソール内で簡単に確認し、異常の特定が容易になります。

AWS Lambda console now surfaces key function insights via built-in Amazon CloudWatch Metrics Insights dashboard

 

★★LambdaコンソールがCloudWatch Logs Live Tailをサポート

 

Compute: Lambda

Lambdaコンソールにて、CloudWatch Logs Live Tailによるリアルタイムのログ表示ができるようになりました!
関数の実行結果を即座に確認し、テストとデプロイの加速と障害時の早期問題把握が可能となります。

AWS Lambda console now supports real-time log analytics via Amazon CloudWatch Logs Live Tail

公式ブログ:

Simplifying Lambda function development using CloudWatch Logs Live Tail and Metrics Insights

DevelopersIO記事:

[アップデート] AWS Lambda コンソール上でそのまま CloudWatch Logs の Live Tail 機能が使えるようになりました

 

★★EC2 On-Demand Capacity Reservationsが請求の共有をサポート

 

Compute: EC2

EC2オンデマンドキャパシティー予約(ODCR)が未使用の場合、予約を共有しているOrganizationsアカウントに請求を割り当てられるようになりました!
予約の共有元アカウントから特定のアカウントへ請求を割り当てることで、組織内の柔軟な請求管理が可能です。

Assign billing of your shared Amazon EC2 On-Demand Capacity Reservations

 

★★EC2 Dedicated Hostsがライブマイグレーションをサポート

 

Compute: EC2

EC2 Dedicated Hostsがライブマイグレーションに対応しました!
ホストのメンテナンス時に代替のDedicated Hostsが割り当てられ、自動で移動するため、インスタンスを停止せずダウンタイムなしでメンテナンスを完了できます。

Amazon EC2 Dedicated Hosts now supports live migration-based host maintenance

 

★★EC2がスポットインスタンスにUbuntu Proをサポート

 

Compute: EC2

EC2にて、Ubuntu ProのAMIを使用してスポットインスタンスを起動できるようになりました!
秒単位の課金で利用でき、Canonicalから5年間のセキュリティ更新を受けながら利用可能です。

Ubuntu Pro for EC2 Spot Instances

 

★Elastic BeanstalkがPython 3.12をサポート

 

Compute: Elastic Beanstalk

Elastic Beanstalkにて、Python 3.12アプリケーションをAmazon Linux 2023で起動できるようになりました!
インフラストラクチャの管理をせずに、アップグレードされたPython環境上でアプリケーションを実行しホストさせることが可能です。

AWS Beanstalk adds support for Python 3.12

 

Containers系

 

★★★FinchがLinuxをサポート

 

Containers: Finch

コンテナ開発と管理を簡素化するコマンドラインツールであるFinchがLinuxで利用可能になりました!
macOSやWindowsと同様のコマンド操作で利用でき、あらゆるプラットフォームで一貫したコンテナ開発エクスペリエンスを提供します。

Finch expands support to Linux, streamlining container development across platforms

公式ブログ:

Announcing Finch on Linux for Container Development

 

★★EKSがNVIDIAまたはNeuronに最適化されたAmazon Linux 2023をサポート

 

Containers: EKS

EKSにて、Amazon Linux 2023を搭載したNVIDIA AMIとNeuron AMIが利用可能になりました!
それぞれNVIDIA GPUまたはInferentia/Trainiumを利用する機械学習などのワークロードに最適なソフトウェアやドライバーを備えています。

Amazon EKS now supports using NVIDIA and AWS Neuron accelerated instance types with AL2023

 

Database系

 

★★★Aurora PostgreSQLがlocal write forwardingをサポート

 

Database: RDS

Aurora PostgreSQLがMySQLと同様にローカル書き込み転送を行えるようになりました!
リーダーインスタンスへの書き込みリクエストをライターへ転送可能となり、整合性を満たしながら接続と読み取りスケーリングを強化できます。

Amazon Aurora PostgreSQL now supports local write forwarding

DevelopersIO記事:

[アップデート] Amazon Aurora PostgreSQL でも遂にリードレプリカのローカル書き込み転送機能がサポートされました

 

★★DynamoDBがRedshiftとのzero-ETL統合をサポート

 

Database: DynamoDB

DynamoDBとRedshiftのzero-ETL統合が利用可能になりました!
DynamoDBのデータを、本番ワークロードに影響を与えずにRedshiftで分析することができ、より多くのアプリケーションから洞察を得られるようになります。

AWS announces general availability of Amazon DynamoDB zero-ETL integration with Amazon Redshift

 

★★Aurora PostgreSQLがRedshiftとのzero-ETL統合をサポート

 

Database: RDS

Aurora PostgreSQLとRedshiftのzero-ETL統合が利用可能になりました!
Auroraに保存されたペタバイト規模のデータをほぼリアルタイムで分析に利用でき、複数データベースの取り込みやフィルタリングにも対応しています。

Amazon Aurora PostgreSQL zero-ETL integration with Amazon Redshift now generally available

 

★★Redshiftがzero-ETL統合のリフレッシュ間隔をサポート

 

Database: Redshift

Redshiftのzero-ETL統合にて、リフレッシュ間隔を指定し、データレプリケーション頻度を制御できるようになりました!
デフォルトの0秒から最大432,000秒(5日)まで設定可能で、データレイテンシーの要件に応じて柔軟に制御ができます。

Amazon Redshift now supports refresh interval in a zero-ETL integration

 

★★DynamoDBがテーブルのお気に入り機能をサポート

 

Database: DynamoDB

DynamoDBコンソールにて、よく利用するテーブルをお気に入りに登録できるようになりました!
お気に入り登録されたテーブルのみを表示することができるため、大量のテーブルを管理している際に効率よく探索することが可能です。

Amazon DynamoDB announces user experience enhancements to organize your tables

 

★★RDS Multi-AZクラスターがIAMデータベース認証をサポート

 

Database: RDS

読み取り専用スタンバイを2台持つRDSのMulti-AZクラスター構成でIAMデータベース認証を利用できるようになりました!
他のRDS構成と同様に、パスワードを個別に保存IAMでアクセスできるようになり、セキュリティと管理が向上します。

Amazon RDS Multi-AZ deployment with two readable standbys now supports AWS IAM database authentication

DevelopersIO記事:

【New!】Amazon RDSの2つの読み取り可能なスタンバイを持つマルチAZデプロイメントで、IAMユーザ認証をサポートするようになりました!

 

★RDS for MariaDBがマイナーバージョン11.4をサポート

 

Database: RDS

RDS for MariaDBのマイナーバージョン11.4がリリースされました!
パスワード検証オプションであるSimple Password CheckおよびCracklib Password Checkプラグインが追加され、セキュリティ要件に応じて使うことができます。

Amazon RDS for MariaDB now supports MariaDB 11.4 with new password validation options

 

★DMS ServerlessがソースにMongoDBとDocumentDBをサポート

 

Database: DMS

DMS Serverlessのソースとして、MongoDBとAmazon DocumentDBを指定できるようになりました!
オンプレミスやEC2のMongoDBおよびAmazon DocumentDBから様々なデータベースへの移行を、DMSインスタンスなしで行えるようになります。

Announcing AWS DMS Serverless support for MongoDB and DocDB as a source

 

Storage系

 

★★★EFSの読み取りスループットが最大60GiB/sに増加

 

Storage: EFS

EFSの読み取りスループットがElastic Throuputモードにてさらに増加しました!
東京を含む7リージョンで最大30GiB/sから60GiB/s、その他のリージョンでは最大3GiB/sから10GiB/sとなり、機械学習ワークロードにより対応できるようになります。

Amazon EFS now supports up to 60 GiB/s (a 2x increase) of read throughput

DevelopersIO記事:

[アップデート] Amazon EFS の Elastic Throughput モードの最大読み込みスループット性能が倍増しました

 

★★S3がListBuckets APIでリージョンとバケット名でのフィルタリングをサポート

 

Storage: S3

S3のListBuckets APIにて、新たにリージョンとバケット名で結果をフィルタリングできるようになりました!
さらにListBucketsでは汎用S3バケットに対するリージョンを返すようになり、目的のバケットを検索することが容易になります。

Amazon S3 adds new Region and bucket name filtering for the ListBuckets API

DevelopersIO記事:

[アップデート] Amazon S3のListBuckets APIがリージョンとバケット名のフィルタリングをサポートしました

 

Security系

 

★Verified PermissionsがHIPAAに対応

 

Security, Identity, & Compliance: Verified Permissions

Verified Permissionsが医療保険の携行性と責任に関する法律(HIPAA)に対応しました!
医療およびライフサイエンスの分野でアプリケーションに導入することで、Cedarポリシーベースで属性に応じたアクセス制御を行えます。

Amazon Verified Permissions is now HIPAA eligible

 

Management系

 

★★Console Mobile AppがIAM Identity Center利用時の初回アクセスを簡素化

 

Management & Governance: Management Console Mobile App

IAM Identity Centerを利用して初めてConsole Mobile Appにアクセスする際のアクションが簡素化されました!
アクセスポータルページのQRコードをスキャンすることでApp上から直接アクセス可能となり、URLの手動入力が不要となります。

AWS access portal now offers streamlined sign in for AWS Console Mobile App

DevelopersIO記事:

[アップデート] AWS コンソールモバイルアプリで AWS IAM Identity Center アクセスポータルへのオンボーディングプロセスが簡素化されました

 

★Managed Service for Prometheusがアラートの最小発動期間設定をサポート

 

Management & Governance: Managed Service for Prometheus

Managed Service for Prometheusにて、アラートの条件が解除された後にアクティブであり続ける最小期間を設定できるようになりました!
問題が完全に解決されるまでアラート状態を維持したり、しきい値付近のメトリクスが何度もアラートを発動するのを防いだりできます。

Amazon Managed Service for Prometheus now supports configuring a minimum firing period for alerts

 

Analytics系

 

★★QuickSightがEventBridgeとの統合を強化

 

Analytics: QuickSight

QuickSightがより多くのイベントをEventBridgeに発行できるようになりました!
既存のダッシュボードやVPC接続などに加え、データセット、データソース、テーマに関する複数のイベントが追加され, BIアプリケーションの自動化が促進されます。

Amazon QuickSight expands integration with Amazon EventBridge

 

★★QuickSight ReportingがAPI経由でのレポートのスケジュール配信をサポート

 

Analytics: QuickSight

QuickSight Reportingにて、APIを使用してレポートをEメールにてスケジュール配信できるようになりました!
StartDashboardSnapshotJobSchedule APIを使用し、オンデマンドに加えて定期的な配信を行うことで、自動ワークフローを構成可能です。

QuickSight Reporting now supports triggering scheduled reports via API

DevelopersIO記事:

[アップデート] Amzon QuickSight ダッシュボード内容のメール送信方法に新たに API からの実行が可能になりました

 

★★QuickSightがAPIによる共有フォルダのインポートとエクスポートをサポート

 

Analytics: QuickSight

QuickSightがStartAssetBundleExportJobとStartAssetBundleImportJob APIの対象に共有フォルダを指定できるようになりました!
他のアセットと同様に、フォルダとメンバーアセット、サブフォルダに対する自動化されたバックアップ、復元、複製や移行が可能になります。

Amazon QuickSight now supports programmatic export and import of shared folders

DevelopersIO記事:

[アップデート] QuickSight 制限付き共有フォルダがサブフォルダをサポートしました

QuickSight ユーザーを削除したら制限付き共有フォルダに付与された権限はどうなるのか、グループの構成はどうなるのか確認してみた

 

★★QuickSightが制限付きフォルダ内のサブフォルダをサポート

 

Analytics: QuickSight

QuickSightの制限フォルダにサブフォルダを作成できるようになりました!
権限が設定された制限フォルダにサブフォルダやコンテンツを作成することで、柔軟なアクセス範囲でデータを共有することが可能です。

QuickSight now supports subfolders in restricted folders to enable governed data sharing

 

★★Data Exchangeがデータを付与するAPIをサポート

 

Analytics: Data Exchange

Data Exchangeが読み取り専用データアクセスを付与するAPIセットを追加しました!
時間制限付きまたは永続的なデータアクセスをプログラム的に受信者へ付与することで、自動化された安全なデータ交換を実現します。

AWS Data Exchange now provides APIs for data grants, enabling programmatic data sharing

 

★★DataZoneがIAM Identity Centerアカウントインスタンスをサポート

 

Analytics: DataZone

DataZoneのSSOユーザーとして、IAM Identity Centerのアカウントインスタンスを使用できるようになりました!
Organizationsのインスタンスを使用することなく、各AWSアカウントで個別にDataZoneに対するユーザーをマッピングすることが可能となります。

Amazon DataZone launches support for AWS IAM Identity Center account instance

 

★DataZoneが新しいプロジェクト内割り当て機能をサポート

 

Analytics: DataZone

DataZoneにて、プロジェクト内でメンバーに割り当てるロールが追加されました!
メンバーが実行するタスクに基づき、コンシューマーやビューアーなどを割り当てることで、アセットに対する権限を制御しながら共同作業を行えます。

Amazon DataZone introduces new designations in projects for members to perform specific tasks

 

Machine Learning系

 

★★★Bedrock Agentsが対話型ビルダーをサポート

 

Machine Learning: Bedrock

Bedrock Agentsにて、チャットインターフェースで対話的にAgentを構築するConversational Builderが利用できるようになりました!
自然言語での入力をもとにAgentを自動で構成することが可能で、プロセスの簡易化と効率化をもたらします。

Amazon Bedrock Agents now provides Conversational Builder

DevelopersIO記事:

Conversational Builder を使ってエージェントを作ってみた

 

★★★Amazon Q BusinessがアプリケーションUIへの埋め込みをサポート

 

Machine Learning: Q Business

Amazon Q BusinessをアプリケーションのUIに埋め込めるようになりました!
エンドユーザー向けに、アプリケーションデータやドキュメントを元に回答するAIアシスタントを安全かつコーディング不要で実装することができます。

Embed Amazon Q Business into your application’s user interface

 

★★Amazon Q Businessがコネクタメタデータによる検索の関連性向上をサポート

 

Machine Learning: Q Business

Amazon Q Businessが、コネクタメタデータを参照して検索できるようになりました!
ユーザーの質問に対し、コネクタメタデータフィールドを元に関連性の高い検索結果を取得するため、応答の精度が向上します。

Amazon Q Business launches ability to use connector metadata to improve search relevance

 

★★Bedrock Model Evaluationがインポートされたカスタムモデルをサポート

 

Machine Learning: Bedrock

Bedrock Model Evaluationが、Bedrockにインポートしたモデルの評価に対応しました!
独自の機械学習環境でトレーニングし、Bedrockに取り込んだモデルに対しても、自動評価または人間評価によって本番環境への導入を判断することができます。

Amazon Bedrock Model Evaluation now supports evaluating custom model import models

 

★★SageMaker StudioがG6eインスタンスをサポート

 

Machine Learning: SageMaker

SageMaker Studioノートブックが、バージニア北部、オレゴン、オハイオにてG6eインスタンスに対応しました!
NVIDIA L40s Tensor Core GPUと第3世代AMD EPYCプロセッサを搭載し、最大130億パラメータの基盤モデルのデプロイに利用できます。

Amazon SageMaker Studio notebooks now support G6e instance types

 

★Transcribeが30言語でのストリーミング文字起こしをサポート

 

Machine Learning: Transcribe

Transcribeのストリーミング文字起こしが新たに30言語に対応しました!
対応する言語が合計で54言語となり、よりグローバルにコンテンツやアプリケーションを展開できるようになります。

Amazon Transcribe now supports streaming transcription in 30 additional languages

DevelopersIO記事:

[アップデート]Amazon Transcribeが30言語を新たにサポートしました

 

Developer系

 

★★★CloudShellがAmazon Q CLIをサポート

 

Developer Tools: CloudShell

CloudShellでAmazon Q CLIを利用できるようになりました!
qコマンドを利用することで自然言語で対話的にコマンドの提案を受け取ったり、zshに切り替えることでコマンドの自動補完機能を利用したりすることが可能です。

AWS CloudShell now supports Amazon Q CLI

DevelopersIO記事:

[アップデート] AWS CloudShellでAmazon Q CLIが使える様になりました

 

★★CodeBuildがマネージドNACLをサポート

 

Developer Tools: CodeBuild

CodeBuildがリザーブドキャパシティー利用時にマネージドネットワークアクセスコントロールリスト(NACL)を利用できるようになりました!
ビルド環境へのアクセスにおける許可または拒否を設定できるようになり、追加のセキュリティレイヤーによる強化が行えます。

AWS CodeBuild now supports managed network access control lists

 

★★CodePipelineがステージ失敗時の自動再試行をサポート

 

Developer Tools: CodePipeline

CodePipeline V2がステージの失敗時に自動再試行するよう設定できるようになりました!
ステージ内の失敗したアクションまたはステージ最初のアクションのいずれかから再試行でき、一時的なエラーが発生するような処理を含む場合に有用です。

AWS CodePipeline supports automatic retry on stage failure

 

★★CodePipelineがステージのスキップをサポート

 

Developer Tools: CodePipeline

CodePipeline V2がステージ条件の失敗時にスキップを行えるようになりました!
ステージに入る前の変数チェックなどにおける評価でスキップとなる条件を設定することで適用でき、より柔軟な処理パイプラインを構成することが可能です。

AWS CodePipeline introduces skipping stage

DevelopersIO記事:

[アップデート] AWS CodePipeline でステージの入力条件に「スキップ」が追加されました

 

★Amazon Correttoが2024年10月の四半期アップデートをサポート

 

Developer Tools: Corretto

Amazon Correttoの四半期アップデートがリリースされました!
23.0.1, 21.0.5, 17.0.13, 11.0.25, 8u432のLTSまたはFRで、セキュリティなどの重要な更新を含みます。

Amazon Corretto October, 2024 Quarterly Updates

 

Business系

 

★★Amazon Q in Supply Chainがリリース

 

Business Applications: Supply Chain

Amazon Q in Supply Chainが利用可能になりました!
データレイク上のデータをもとに、質問に対して分析や予測、関連情報の検索に基づいた回答を提供し、ビジネス上の運用および財務に関する洞察を素早く得られるようになります。

Announcing Amazon Q in AWS Supply Chain

DevelopersIO記事:

[アップデート] AWS Supply Chain で Amazon Q を使った分析・インサイト生成などが出来るようになったので有効化してみた

 

★★SESが最大配信時間のカスタマイズをサポート

 

Business Applciations: SES

SESにて、メールの最大配信時間をカスタマイズ可能なオプションが追加されました!
メール配信の再試行時間を5分から14時間までの間で設定できるようになり、タイムリーな情報や夜間の配信を避けたい場合に有用な機能です。

Amazon SES enhances configurability with maximum delivery time for emails

 

End User系

 

★AppStream 2.0がカスタム共有ネットワークストレージをサポート

 

End User Computing: AppStream 2.0

WindowsにおけるAppStream 2.0ユーザー向けに、カスタム共有ネットワークストレージが追加されました!
SMBドライブとして実装され、複数のユーザーがセッション中に同じデータへアクセスでき、効率化と一元的なセキュリティ管理が可能です。

Amazon AppStream 2.0 now supports custom shared network storage

 

Migration系

 

★★Transfer FamilyのSFTPコネクタがファイル転送のリアルタイムステータスをサポート

 

Migration & Transfer: Transfer Family

Transfer Familyが、SFTPコネクタを使用したファイル転送オペレーションのリアルタイムステータスを提供するようになりました!
ファイル転送ごとに成功や失敗などを都度把握し、Step Functionsなどでポーリングを行い後続アクションを実行するなどが可能です。

AWS Transfer Family SFTP connectors now provide real-time status of file transfer operations

 

Media系

 

★Thinkbox Deadline 10.4がリリース

 

Media Services: Thinkbox Deadline

レンダリングソフトウェアのThinkbox Deadlineにて、バージョン10.4がリリースされました!
RHEL 9系のLinuxサポートや、新しいプラグイン、MondoDB 6.0.16や.NET SDK 8.0.302などソフトウェアの更新、セキュリティの強化などが含まれています。

Announcing the release of AWS Thinkbox Deadline 10.4

 

その他

 

★Marketplaceがプライベートマーケットプレイス通知をサポート

 

Others: Marketplace

Marketplaceがプライベートマーケットプレイスからの通知に対応しました!
ユーザーからの製品リクエストや、リクエストの承認または拒否に対してEventBridge経由で通知を発行し、メール送信のほか自動ワークフローのトリガーも行えます。

AWS Marketplace now supports notifications for private marketplace

 

おわりに

 

今週もどこよりも早いアップデートまとめをお送りしました!
数が多くなり、機械学習やデータ分析などの分野に関連するアップデートが増えている印象ですね。

 

Twitterアカウントでは可能な限り日々のアップデートを紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!
ハッシュタグ #しむそく も2023/10/20以降の(一部を除く)更新に付与しています!流し読みしたいときにどうぞ。