2025/2/10〜2025/2/16のAWSアップデートを振り返ってみた #しむそく #しまがじ

目次

はじめに

 

2月2週のAWSアップデートを振り返ってみました!

 

可能な限りアップデートの内容を理解してまとめていますが、若干知識の浅いサービスや分野はコメントが軽めとなることがあります。ご了承ください。
一部のアップデートにおいて、AWS公式のブログと、各企業ブログなどへのリンクを参考として掲載しています!

 

ジャンルごとに大別しつつ、個人的に注目度が高いほど★を増やしています。
アツいアップデートだけ流し読みしたい場合は★★や★★★を追っていきましょう!

アップデートの見出しは日本語訳しています!(時期によっては既に日本語の記事が出ているものもあります)

 

Compute系

 

★★LambdaがApplication Signalsを使用したJavaと.NETのAPMをサポート

 

Compute: Lambda

LambdaのJava11, 17, 21と.NET 8ランタイムが、Application Signalsを使用してApplication Performance Monitoring(APM)を行えるようになりました!
アプリケーションのメトリクスや相関トレース、他サービス間とのインタラクションなどパフォーマンスを簡単に監視できます。

AWS Lambda adds application performance monitoring (APM) for Java and .NET runtimes via Application Signals

 

★★EC2 Capacity Blocks for MLが追加リージョンで追加インスタンスタイプをサポート

 

Compute: EC2

EC2 UltraClustersのGPUインスタンスを予約するCapacity Blocks for MLが対応するリージョンとインタンスタイプを追加しました!
東京リージョンではP5, P5e, P5enインスタンスが、その他リージョンによってP4d, Trn2, Trn1インスタンスが予約可能です。

Amazon EC2 Capacity Blocks for ML is now available in several new regions

 

★M7gインスタンスが4リージョンでサポート

 

Compute: EC2

EC2にて、Graviton3を搭載したM7gインスタンスが、大阪、ジャカルタ、メルボルン、GovCloud(米国東部)リージョンで利用可能になりました!
Graviton2と比較して最大25%優れたコンピューティングを備え、少ないエネルギー消費によりカーボンフットプリントを削減します。

Amazon EC2 M7g instances are now available in additional regions

 

Containers系

 

★★ECSがサービスの短いARNから長いARNへの更新をサポート

 

Containers: ECS

ECSで短いARNを持つ古いサービスを、再作成することなく長いARNに更新できるようになりました!
長いARNを使用することでサービスへのタグ付けが可能となり、古いリソースのグループ化やアクセス制御、コスト管理が容易となります。

Amazon ECS now enables you to update services from short to long ARNs

 

Database系

 

★★Redshift ServerlessのIPアドレス要件がサブネットあたり3に削減

 

Database: Redshift

Redshift Serverlessのワークグループ作成時および更新時に必要なIPアドレス要件が、サブネットあたり9から3に削減されました!
拡張VPCルーティング(EVR)なしの場合が対象で、RPU使用量に関係なく3つのみとなり、IPアドレス管理の負担が減ります。

Amazon Redshift Serverless announces reduction in IP Address Requirements to 3 per Subnet

DevelopersIO記事:

[アップデート] Amazon Redshift Serverlessが IP アドレス要件をサブネットあたり 3 に削減されたので試してみた

 

★★DynamoDBがクォータリクエストの自動承認をサポート

 

Database: DynamoDB

DynamoDBのスループットクォータに関するアカウントおよびテーブルレベルのリクエストが、Service Quotasで自動承認を受けられるようになりました!
AWS Supportを経由したリクエストの承認が省略され、クォータの調整が効率化されます。

Amazon DynamoDB now supports auto-approval of quota adjustments

DevelopersIO記事:

[アップデート] Amazon DynamoDB の一部クォータ引き上げリクエストが数分以内に自動承認されるようになったので、どのクォータ項目が対象なのか調べてみた

 

★RDS for PostgreSQLがマイナーバージョン17.3, 16.7, 15.11, 14.16, 13.19をサポート

 

Database: RDS

RDS for PostgreSQLにマイナーバージョン17.3, 16.7, 15.11, 14.16, 13.19が追加されました!
拡張機能pg_active 2.1.4, pg_cron 1.6.5, pg_partman 5.2.4のアップデートと、脆弱性やバグの修正が含まれています。

Amazon RDS for PostgreSQL supports minor versions 17.3, 16.7, 15.11, 14.16, 13.19

 

★RDS for MySQLが延長サポートのマイナーバージョン5.7.44-RDS.20250103をサポート

 

Database: RDS

RDS for MySQLが延長サポート向けのマイナーバージョン5.7.44-RDS.20250103をリリースしました!
標準サポートが終了し、延長サポートにオプトインしたインスタンスが対象で、セキュリティ脆弱性とバグが修正されています。

Amazon RDS for MySQL announces Extended Support minor 5.7.44-RDS.20250103

 

★RDS for SQL Server 2022が2025年1月のマイナーバージョンアップデートをサポート

 

Database: RDS

RDS for SQL Serverで2025年1月のマイナーバージョンを利用可能になりました! Express, Web, Standard, EnterpriserエディションのSQL Server 2022で提供され、パフォーマンス強化とセキュリティ修正が提供されています。

Amazon RDS for SQL Server supports new minor version in January 2025

 

Network系

 

★★Network Load Balancerがアベイラビリティゾーンの削除をサポート

 

Networking & Content Delivery: ELB

既存のNetwork Load Balancerに関連付けられたAZを削除できるようになりました!
アプリケーションのAZ移行や、データレジデンシー等の要件、AZのキャパシティといった事情によるAZの変更に対応できます。

AWS Network Load Balancer now supports removing availability zones

公式ブログ:

Exploring new subnet management capabilities of Network Load Balancer

 

Storage系

 

★★★EBSがスナップショットのサイズ表示をサポート

 

Storage: EBS

EBSで、フルスナップショットサイズがコンソールとAPIで表示されるようになりました!
full-snapshot-size-in-bytesフィールドが追加されており、以前のスナップショットから参照されたブロックを含む全てのデータサイズが確認できます。

Amazon Elastic Block Store (EBS) now adds full snapshot size information in Console and API

DevelopersIO記事:

[アップデート] EBSスナップショットのフルスナップショットサイズ容量が一目で分かるようになりました!

 

★★EFSがファイルシステムあたり最大10,000アクセスポイントをサポート

 

Storage: EFS

EFSが1つのファイルシステムあたりのアクセスポイントを1,000から10,000に増加しました!
すべてのファイルシステムで自動で引き上げが適用され、単一のファイルシステムで多くのユーザーを受け入れ、アクセス管理を行えます。

Amazon EFS now supports up to 10,000 access points per EFS file system

 

★★FSx for LustreがLustreのバージョンアップグレードをサポート

 

Storage: FSx for Lustre

FSx for LustreファイルシステムのLustreバージョンをアップグレードできるようになりました!
コンソール、CLI、SDKで更新でき、既存のファイルシステムで最新のLustreを利用可能です。

Amazon FSx for Lustre now supports Lustre version upgrades

 

Security系

 

★★AWS Secrets and Configuration ProviderとEKSのPod Identityが統合

 

Security, Identity, & Compliance: Secrets Manager

Secrets ManagerのAWS Secrets and Configuration ProviderとEKSのPod Identityが統合されました!
EKS PodからSecrets ManagerのシークレットやSystems Manager Parameter Storeのパラメータを取得する際のIAM認証が簡素化され、タグによる詳細な制御が可能になります。

AWS Secrets and Configuration Provider now integrates with Pod Identity for Amazon EKS

公式ブログ:

Announcing ASCP integration with Pod Identity: Enhanced security for secrets management in Amazon EKS

 

★★Inspectorがコンテナイメージスキャンのエンジン強化をサポート

 

Security, Identity, & Compliance: Inspector

Inspectorのコンテナイメージスキャンを行うエンジンが強化されました!
コンテナイメージ内のサードパーティ依存関係における脆弱性をより包括的に把握できるようになり、より多くのセキュリティ問題を解決可能になります。

Amazon Inspector enhances the security engine for container images scanning

 

Management系

 

★★★CloudTrail network activity events for VPC endpointsがGA

 

Management & Governance: CloudTrail

プレビューとなっていたVPCエンドポイント向けCloudTrailネットワークアクティビティイベントがGAとなりました!
S3, EC2, KMS, Secrets Manager, CloudTrailのVPCエンドポイントにおけるAPIアクティビティを詳細に把握できます。

AWS CloudTrail network activity events for VPC endpoints are now generally available

DevelopersIO記事:

AWS CloudTrail の新しいイベントカテゴリー 「ネットワークアクティビティイベント」 が一般公開(GA)されました

CloudTrail のネットワークアクティビティイベントに関するログ記録が一般提供になりました

 

★★CloudWatch Database InsightsがAurora PostgreSQLのロック競合診断をサポート

 

Management & Governance: CloudWatch

CloudWatch Database Insightsにて、Aurora PostgreSQLインスタンスのロック競合診断ができるようになりました!
ブロックセッションと待機セッションの関係が表示され、現在および過去のロック競合問題を容易に特定できるようになります。

Amazon CloudWatch now provides lock contention diagnostics for Aurora PostgreSQL

 

★★CloudWatch Application Signalsが.NETのランタイムメトリクスをサポート

 

Management & Governance: CloudWatch

CloudWatch Application Signalsが.NETアプリケーションのランタイムメトリクスに対応しました!
EKS, EC2, ECSまたはオンプレミスで実行されている.NETアプリケーションのパフォーマンスを観測することができます。

CloudWatch Application Signals now supports Runtime Metrics for .NET Applications

 

Analytics系

 

★★OpenSearch Serverlessが最大100TBの時系列ワークロードをサポート

 

Analytics: OpenSearch

OpenSearch Serverlessの時系列コレクションにおけるインデックスが最大30TBから100TBまで利用できるようになりました!
またOCUも最大500から1,700まで拡張され、よりより大きな分析ワークロードを実行できるようになります。

Amazon OpenSearch Serverless expands support for time-series workloads up to 100TB

 

Machine Learning系

 

★★Claude 3.5 Sonnet v2がシドニーリージョンでサポート

 

Machine Learning: Bedrock

AnthropicのClaude 3.5 Sonnet v2がシドニーリージョンのBedrockで利用可能になりました!
v1と比べパフォーマンスが向上しているほか、パブリックベータ版のComputer Useが提供されています。

Anthropic’s upgraded Claude 3.5 Sonnet now available in the Asia Pacific (Sydney) Region

 

★★Amazon Q DeveloperがJava 21へのアップグレードをサポート

 

Machine Learning: Q Developer

Amazon Q DeveloperがレガシーなJavaコードをバージョン21にアップグレードする機能を提供しました!
IDEとCLIのQ Developerいずれかで、生成AI機能を使ってJava 8, 11, 17, 21から17, 21へ変換することができます。

Amazon Q Developer now supports upgrade to Java 21

 

★HealthScribeが行動健康に関するGIRPPテンプレートをサポート

 

Machine Learning: HealthScribe

HealthScribeが、行動健康にかんして患者と臨床医の会話をGIRPP(目標、介入、対応、進捗、計画)形式のメモへ直接変換できるようになりました!
テンプレートタイプのパラメータをGIRPPにとすることで設定でき、臨床医の診療記録を大幅に効率化できます。

AWS HealthScribe now supports GIRPP note template for behavioral health

 

★Amazon PollyがSingaporean Englishを追加

 

Machine Learning: Polly

Amazon Pollyにシンガポール英語の音声が追加されました!
Jasmineというニュートラルテキスト読み上げ(NTTS)の女性音声で、NTTSに対応したリージョンで利用可能です。

Amazon Polly launches a new voice in Singaporean English

 

Business系

 

★★SESがVirtual Deliverability Managerに対する階層型料金を発表

 

Business Applications: SES

SES Virtual Deliverability Manager(VDM)が新しい料金体系を発表しました!
送信したメール量が多いほど単価が安くなる段階的な料金設定となっており、大きなワークロードでのコストが削減されます。

Amazon SES now offers tiered pricing for Virtual Deliverability Manager

DevelopersIO記事:

[値下げ] Amazon SES の Virtual Deliverability Manager に段階的な料金単価が適用されるようになったので試算してみた

 

★Amazon Connect Contact Lensが保留時間やインタラクション時間に基づく自動アクションをサポート

 

Business Applications: Connect

Amazon Connect Contact Lensが、顧客の保留時間やエージェントのインタラクション時間に基づいた自動アクションを定義できるようになりました!
コンタクトの分類やエージェントのパフォーマンス評価、通知などを設定でき、効率化と洞察の取得に役立ちます。

Amazon Connect Contact Lens can now take automated actions based on hold times and agent interaction time

 

★Amazon Connect Contact Lensがエージェントパフォーマンスの洞察を表示するダッシュボードを追加

 

Business Applications: Connect

Amazon Connect Contact Lensにて、マネージャーがエージェントのパフォーマンス評価ダッシュボードを確認できるようになりました!
評価スコアや生産性、運用指標といったパフォーマンスの集計や分析情報が提供され、多くの洞察を得られます。

Amazon Connect Contact Lens now provides a dashboard with aggregated insights on agent performance evaluations

 

Front-End系

 

★★AppSyncがリゾルバテストの強化をサポート

 

Front-End Web & Mobile: AppSync

AppSyncのリゾルバテストが強化されました!
テスト環境で認証情報やエラー追跡、スタッシュの確認と検証が容易となるほか、JSON入力のエラーメッセージ明確化、コンソールでのテスト結果の可視性向上が行われています。

AWS AppSync enhances resolver testing with comprehensive context object mocking

 

★★AppSyncがGraphQL APIオペレーションレベルのキャッシュをサポート

 

Front-End Web & Mobile: AppSync

AppSyncがGraphQL APIクエリオペレーションのレスポンス全体をキャッシュできるようになりました!
読み取り負荷の高いGraphQL APIに対してコード変更なしでキャッシュを実装し、レスポンスを高速化できます。

AWS AppSync GraphQL introduces operation-level caching for faster GraphQL API responses

 

Developer系

 

★★CodePipelineがCloudWatchメトリクスとの統合をサポート

 

Developer Tools: CodePipeline

CodePipeline V2がCloudWatchメトリクスと統合され、パイプラインレベルとアカウントレベルのメトリクスをCodePipelineとCloudWatchコンソールで監視できるようになりました!
また、パイプライン完了の合計実行時間と失敗頻度を監視するメトリクスが追加されています。

AWS CodePipeline adds CloudWatch Metrics support

 

Migration系

 

★★Transfer Family web appsがCloudFormationをサポート

Transfer FamilyのWebアプリをCloudFormationで定義できるようになりました!
S3を使用したセキュアでマネージドなファイルブラウザをIaCとして管理し、組織の各チームへ効率良く展開できます。

Announcing AWS CloudFormation support for AWS Transfer Family web apps

DevelopersIO記事:

[アップデート] AWS Transfer Family web apps が CloudFormation で構築できるようになったのでユーザー割り当ても含めたテンプレートを作ってみた

Media系

 

★Deadline CloudがService-Managed FleetsでAdobe After Effectsでをサポート

 

Media Services: Deadline Cloud

Deadline Cloudのサービス管理フリートでAdobe After Effectsが利用できるようになりました!
After Effectsプロジェクトをクラウドのマネージドインフラストラクチャ環境で利用することができます。

AWS Deadline Cloud now supports Adobe After Effects in Service-Managed Fleets

 

おわりに

 

今週もちょっと遅めですがアップデートまとめをお送りしました!

 

Twitterアカウントでは可能な限り日々のアップデートを紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!
ハッシュタグ #しむそく も2023/10/20以降の(一部を除く)更新に付与しています!流し読みしたいときにどうぞ。

※記事執筆時点では凍結中につき、仮アカウントから発信しております

 

また、YouTubeにて毎週水曜12時から、前週のアップデートをラジオ感覚で振り返る #しむそくRadio も配信しております!
皆さんのフィードバックにより随時改善してまいりますので、是非チャンネル登録、視聴およびアンケートのご回答までしていただけると大変嬉しいです!

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