2024/10/28〜2024/11/3までのAWSアップデートを振り返ってみた #しむそく #しまがじ

2024-11-04

目次

はじめに

 

10月第5週&11月第1週のAWSアップデートを振り返ってみました!

 

可能な限りアップデートの内容を理解してまとめていますが、若干知識の浅いサービスや分野はコメントが軽めとなることがあります。ご了承ください。
一部のアップデートにおいて、AWS公式のブログと、各企業ブログなどへのリンクを参考として掲載しています!

 

ジャンルごとに大別しつつ、個人的に注目度が高いほど★を増やしています。
アツいアップデートだけ流し読みしたい場合は★★や★★★を追っていきましょう!

アップデートの見出しは日本語訳しています!(時期によっては既に日本語の記事が出ているものもあります)

 

Compute系

 

★★VS CodeのAWS Toolkit利用時のLambda開発エクスペリエンスが強化

 

Compute: Lambda

VS Codeの拡張機能であるAWS Toolkitにおいて、Lambda開発を簡素化するための機能が追加されました!
ローカル環境に必要なツールのインストール支援、ビルド/デプロイ/呼び出し/Infrastructure Composerのワンクリック利用などが可能です。

AWS enhances the Lambda application building experience with VS Code IDE and AWS Toolkit

公式ブログ:

Introducing an enhanced local IDE experience for AWS Lambda developers

 

★★LambdaがFISアクションをサポート

 

Compute: Lambda

Lambdaにて、Fault Injection Service(FIS)アクションによる実験を行えるようになりました!
Lambdaのエラーや応答遅延を再現することで、アプリケーションの応答を検証し、可観測性や回復力などをテストできます。

AWS Lambda now supports AWS Fault Injection Service (FIS) actions

DevelopersIO記事:

[アップデート] AWS Fault Injection Service (FIS) が AWS Lambda にも障害アクションを発生出来るようになりました

 

★★EC2 Auto Scalingがインスタンス更新時の最終検証時間をサポート

 

Compute: EC2

EC2 Auto Scalingがインスタンスリフレッシュ時に最終検証時間を利用できるようになりました!
置換されたインスタンスの正常性をチェックポイントにて検証する際、必要なテストを確実に実施して正常性を確認できるようにします。

Amazon EC2 Auto Scaling supports final validation time for instance refresh

 

★★EC2 MacインスタンスがmacOS Sequoiaをサポート

 

Compute: EC2

EC2のMacインスタンスを提供するAMIが、最新のmacOS 15 Sequoiaをリリースしました!
Xcodeバージョン16.0以降を搭載しているほか、Apple Intelligenceに対応し、今後のサービス開始が期待されます。

Amazon EC2 Mac instances now support Apple macOS Sequoia

 

Database系:Redshift

 

★★RedshiftがMaterialized Viewsでの増分更新をサポート

 

Database: Redshift

Redshiftのデータレイクテーブルにおけるマテリアライズドビューが増分更新に対応しました!
Apache Icebergなどのオープンテーブル形式にて有効で、全てを再計算せずに差分のみ更新することで、コストと時間を削減できます。

Amazon Redshift now supports incremental refresh on Materialized Views (MVs) for data lake tables

DevelopersIO記事:

[新機能] Amazon Redshift データレイクテーブルのマテリアライズドビューの増分更新をサポートを試してみました

 

★★RedshiftがBedrockとの統合をサポート

 

Database: Redshift

RedshiftがBedrockと統合されました!
RedshiftのSQLコマンドからBedrockの基盤モデルを呼び出し、データを元にしたタスクを実行することができるようになり、生成AIアプリケーションを迅速に拡張することが可能です。

AWS announces Amazon Redshift integration with Amazon Bedrock for generative AI

DevelopersIO記事:

[新機能] Amazon Bedrock 生成AI向けAmazon Redshift ML 統合を試してみました

 

★★Redshiftが自動コピーをサポート

 

Database: Redshift

S3からRedshiftへのデータ取り込みを行う自動コピー機能がリリースされました!
データパイプラインを構築せずに、特定のS3プレフィックスから継続的にRedshiftテーブルへ差分データをロードできるようになります。

Announcing general availability of auto-copy for Amazon Redshift

公式ブログ:

Simplify data ingestion from Amazon S3 to Amazon Redshift using auto-copy

DevelopersIO記事:

[新機能] Amazon Redshift S3イベント統合による Auto-copy が一般提供開始したので試してみました

 

★★Redshift ServerlessがAI駆動スケーリングおよび最適化をサポート

 

Database: Redshift

Redshift Serverlessにて、AIドリブンでのスケールと最適化が行えるようになりました!
データ量の変化や同時ユーザー数、クエリの複雑さなどに応じて動的にスケールを行い、手動管理と比べ最大10倍の価格性能比を実現できます。

Announcing Amazon Redshift Serverless with AI-driven scaling and optimization

 

★★Redshift Data APIがCSV形式のリザルトフォーマットをサポート

 

Database: Redshift

RedshiftのData APIにて、結果のフォーマットにCSV形式が利用できるようになりました!
GetStatementResultV2 APIで取得でき、アプリケーションや後続処理のニーズに応じてJSONとCSVのいずれかを選択可能です。

AWS announces CSV result format support for Amazon Redshift Data API

DevelopersIO記事:

[新機能] Amazon Redshift Data APIがCSV結果フォーマットをサポートしたので試してみました

 

Database系:その他

 

★★★Aurora PostgreSQLがLimitless Databaseをサポート

 

Database: RDS

プレビューとなっていたAurora PostgreSQL Limitless DatabaseがGAとなりました!
書き込みトランザクションの需要に応じて予算内で無制限かつ瞬時にスケールし、単一のデータベースで大規模なデータ管理を行えます。

Amazon Aurora PostgreSQL Limitless Database is now generally available

DevelopersIO記事:

AWS、NewSQLデータベース「Amazon Aurora PostgreSQL Limitless Database」を正式提供開始

書き込み性能がスケールアウトする Amazon Aurora PostgreSQL Limitless Database が一般提供となったので、実際に機能して試してみました!

Amazon Aurora Limitless Databaseの3種類のテーブルの違い ~ Standard/Sharded/Reference ~

 

★★AuroraがOSアップグレード時にローリングアップデートをサポート

 

Database: RDS

AuroraのOSをアップグレードする際、ローリングアップデートが利用できるようになりました!
リーダーインスタンスにおける読み取りアクセスの可用性を保ったまま、順番かつシームレスにアップグレードを適用させられます。

Amazon Aurora supports rolling upgrades for Operating System upgrades

 

★★Aurora PostgreSQLがR7iインスタンスをサポート

 

Database: RDS

Aurora PostgreSQLがR7iインスタンスに対応しました!
最新のDDR5メモリを搭載し、最大48xlargeまで選択でき、メモリとvCPUの比率が8:1のインスタンスで、大規模なデータベースワークロードに適しています。

Amazon Aurora PostgreSQL now supports R7i database instances

 

★★RDSが複数エンジンでM7iとR7iインスタンスをサポート

 

Database: RDS

RDS for PostgreSQL, MySQL, MariaDBにてM7iおよびR7iインスタンスが利用できるようになりました!
M6iおよびR6iよりも1.5倍多いvCPUとメモリに対応し、大規模なワークロードへ用途に応じて採用できます。

Amazon RDS for PostgreSQL, MySQL, and MariaDB now supports M7i and R7i database instances

 

★★RDS Performance InsightsがAurora MySQLのData APIをサポート

 

Database: RDS

RDS Performance Insightsが、Aurora MySQLのData APIによるクエリを監視できるようになりました!
すでに対応しているAurora PostgreSQLと同様、HTTPSエンドポイント経由のクエリがデータベースに与える負荷を把握できます。

Amazon RDS Performance Insights now supports Data API for Aurora MySQL

 

★★MemoryDB for Valkeyがサーバーサイドレスポンスタイムを監視するCloudWatchメトリクスをサポート

 

Database: MemoryDB

MemoryDB for Valkeyに、サーバーの読み取り/書き込みレイテンシーを監視するCloudWatchメトリクスが追加されました!
SuccessfulWriteRequestLatencyおよびSuccessfulReadRequestLatencyで、クラスターのレイテンシースパイクを監視し、アラームを受け取れます。

Amazon MemoryDB for Valkey adds new CloudWatch metrics to monitor server-side response time

 

★★ElastiCache for Valkeyがサーバーサイドレスポンスタイムを監視するCloudWatchメトリクスをサポート

 

Database: ElastiCache

ElastiCache for Valkeyに、サーバーの読み取り/書き込みレイテンシーを監視するCloudWatchメトリクスが追加されました!
SuccessfulWriteRequestLatencyおよびSuccessfulReadRequestLatencyで、クラスターのレイテンシースパイクを監視し、アラームを受け取れます。

Amazon ElastiCache for Valkey adds new CloudWatch metrics to monitor server-side response time

 

★Keyspaces(for Apache Cassandra)がユーザー定義の型をサポート

 

Database: Keyspaces

Keyspaces(for Apache Cassandra)にUser-Defined Types(UDT)が追加されました!
スキーマを変更せずにCassandraワークロードのカスタムデータ型を使用し、プライマリキーでの利用でより多様なインデックス化が行えます。

Amazon Keyspaces (for Apache Cassandra) now supports User-Defined Types

 

Network系

 

★★★VPC間でセキュリティグループの共有が可能に

 

Networking & Content Delivery: VPC

VPCで作成されたセキュリティグループを、他のVPCに関連付けして利用できるようになりました!
複数のVPCまたは複数アカウントの共有VPCで一貫したセキュリティグループを利用でき、管理が大幅に簡素化します。

Amazon Virtual Private Cloud launches new security group sharing features

DevelopersIO記事:

[アップデート] セキュリティグループを別の VPC で使えるようになりました

 

★★★Route 53がHTTPS/SSHFP/SVCB/TLSAのDNSレコードをサポート

 

Networking & Content Delivery: Route 53

Route 53のレコードタイプに、HTTPS/SSHFP/SVCB/TLSAが追加されました!
いずれもクライアントとの安全な接続を実現し、HTTPS/SVCBではエンドポイントのHTTP/3対応状況などの追加情報を含めて応答できるようになります。

Amazon Route 53 announces HTTPS, SSHFP, SVCB, and TLSA DNS resource record support

公式ブログ:

Improving security and performance with additional DNS resource record types in Amazon Route 53

DevelopersIO記事:

Amazon Route 53 で新しくサポートされた HTTPSリソースレコードで HTTP/3対応をDNSレベルで最適化してみた

 

★★デュアルスタックのNetwork Load BalancerとPrivateLinkがUDPをサポート

 

Networking & Content Delivery: ELB

デュアルスタックNetwork Load BalancerのIPv6とPrivateLinkのIPv4/IPv6でUDPが利用できるようになりました!
メディアストリーミングやゲーム、VoIPなどUDPを利用するアプリケーションにおける通信が拡張されます。
(NLBのIPv4は対応済み)

AWS announces UDP support for AWS PrivateLink and dual-stack Network Load Balancers

公式ブログ:

Accelerate IPv6 application migration with AWS PrivateLink and dual stack Network Load Balancers UDP support

 

Storage系

 

★★★S3がAmplify Hostingと統合し、簡単な静的Webサイトホスティングをサポート

 

Storage: S3

S3がAmplify Hostingと統合され、バケットに保存された静的Webコンテンツをホストできるようになりました!
CloudFrontによるCDNやSSL証明書、モニタリングやログが含まれており、個別にCloudFrontでホストするより簡単に利用できます。

Announcing AWS Amplify integration with Amazon S3 for static website hosting

公式ブログ:

Simplify and enhance Amazon S3 static website hosting with AWS Amplify Hosting

DevelopersIO記事:

[アップデート] Amazon S3 コンソールから Amplify ホスティングへのデプロイが簡単に行えるようになりました

 

★Backup Audit Managerが大阪リージョンでサポート

 

Storage: Backup

Backup Audit Managerが大阪リージョンで利用可能になりました!
データ保護に関するコンプライアンスの監査やレポート作成を行い、ビジネス上の要件に対応することができます。

AWS Backup Audit Manager is now available in Asia Pacific (Osaka)

 

Security系

 

★★Network FirewallがTCPアイドルタイムアウトの調整をサポート

 

Security, Identity, & Compliance: Network Firewall

Network FirewallのTCPアイドルタイムアウトを変更できるようになりました!
350秒のデフォルト値から60〜6,000秒に調整可能となり、アプリケーションのフロー時間が中断されないよう柔軟に対応することができます。

AWS Network Firewall now supports configurable TCP idle timeout

 

★Payment Cryptographyがカード発行ユースケースをサポート

 

Security, Identity, & Compliance: Payment Cryptography

Payment Cryptographyがカード発行者の処理に利用可能な暗号化コマンドに対応しました!
EMVチップのPIN変更、カード所有者によるPIN変更、WebやモバイルアプリケーションからのPIN表示といったPIN関連の機能が追加されています。

AWS Payment Cryptography now supports card issuing use cases

 

Management系

 

★★CloudWatchがEBSのプロビジョンドパフォーマンス超過に関するメトリクスをサポート

 

Management & Governance: CloudWatch

CloudWatchに、EBSのVolume IOPS Exceeded CheckとVolume Throughput Exceeded Checkメトリクスが追加されました!
プロビジョニングされたEBSのIOPSやスループットがパフォーマンスを超過しているか確認できるようになり、問題の早期特定やアクション実行が可能です。

Amazon CloudWatch now monitors EBS volumes exceeding provisioned performance

DevelopersIO記事:

EBS のパフォーマンス不足時の検知に役立つメトリクスが CloudWatch に 2 つ追加されました

 

★★CloudWatchがEBSのI/Oレイテンシーに関するメトリクスをサポート

 

Management & Governance: CloudWatch

CloudWatchに、EBS向けのVolumeAvgReadLatencyとVolumeAvgWriteLatencyメトリクスが追加されました!
I/Oの平均レイテンシーを把握できるようになり、アプリケーションのパフォーマンスと回復力を測ったり、アラームおよびアクションを設定したりできます。

New Amazon CloudWatch metrics for monitoring I/O latency of Amazon EBS volumes

 

Analytics系

 

★★OpenSearchが専用コーディネーターノードをサポート

 

Analytics: OpenSearch

OpenSearchが、専用コーディネーターノードをプロビジョニングできるようになりました!
トラフィック調整やダッシュボードのホストをデータノードからオフロードでき、回復力の向上とプライベートIPアドレスの削減を実現します。

Amazon OpenSearch Service now supports dedicated coordinator nodes

 

★Glue Studio Visual ETL data preparation authoringが複数リージョンでサポート

 

Analytics: Glue

Glue StudioのVisual ETLデータ準備オーサリングが、大阪を含む複数リージョンで利用可能になりました!
スプレッドシートスタイルのUIでGlue for Sparkのデータ統合ジョブを実行し、ノーコードでデータの変換と準備を行えます。

AWS Glue Studio data preparation experience is available in additional regions

 

★DataZoneがTableauやPower BIなどのツールをサポート

 

Analytics: DataZone

DataZoneがAthena JDBCドライバーに対応しました!
これによりTableau, Domino, Power BI, MS Excel, SQL WorkbenchなどのBI/分析ツールを利用してDataZone内のデータレイクをクエリできるようになります。

Amazon DataZone expands data access with tools like Tableau, Power BI, and more

公式ブログ:

Expanding data analysis and visualization options: Amazon DataZone now integrates with Tableau, Power BI, and more

 

★Clean Roomsがコンピューティングサイズを設定可能なSpark SQLをサポート

 

Analytics: Clean Rooms

Clean Rooms Spark SQLがリリースされ、カスタムSpark SQLクエリを実行できるようになりました!
リソースのインスタンスタイプを調整できるため、データセットの規模に応じてコスト最適にクエリを実行することが可能です。

AWS Clean Rooms launches Spark SQL support with configurable compute size

 

★EMR 7.3が転送中のデータ保護をサポート

 

Analytics: EMR

EMR 7.3がリリースされ、転送中のデータ保護に対応しました!
オープンソースエンジンにおける22のエンドポイントで転送中データの暗号化が可能となり、コンプライアンス要件に対応できるようになります。

Amazon EMR 7.3 now provides enhanced protection for In-Transit data

 

Machine Learning系

 

★★★Bedrockが推論プロファイルへのコスト配分タグをサポート

 

Machine Learning: Bedrock

Bedrockにて、コスト配分タグを割り当て可能なアプリケーション推論プロファイルが作成できるようになりました!
単一モデルまたはクロスリージョン推論プロファイルから作成し、呼び出すことで、アプリケーションごとに推論コストを分類できます。

Amazon Bedrock announces support for cost allocation tags on inference profiles

DevelopersIO記事:

[アップデート] Amazon Bedrock のオンデマンド基礎モデル/推論プロファイルがコスト配分タグをサポートしました

 

★★★BedrockでClaude 3 Haikuのファインチューニングをサポート

 

Machine Learning: Bedrock

プレビューとなっていた、BedrockにおけるClaude 3 HaikuのファインチューニングがGAとなりました!
Claudeのモデルに対して唯一ファインチューニングを行えるフルマネージドサービスで、高速なHaikuモデルを独自にカスタマイズできます。

Fine-tuning for Anthropic’s Claude 3 Haiku in Amazon Bedrock is now generally available

公式ブログ:

Fine-tuning for Anthropic’s Claude 3 Haiku model in Amazon Bedrock is now generally available

 

★★BedrockがLlama 3.1 8Bと70Bのファインチューニングをサポート

 

Machine Learning: Bedrock

Llama 3.1の8Bおよび70BモデルがBedrockでのファインチューニングに対応しました!
用途に応じて使い分けられる2つのパラメータサイズのモデルを、独自のデータで学習させ、特定のユースケースにおける精度を向上させられます。

Meta’s Llama 3.1 8B and 70B models are now available for fine-tuning in Amazon Bedrock

 

★★Amazon Q Developerがインラインチャットをサポート

 

Machine Learning: Q Developer

Amazon Q DeveloperがIDEのエディタ内でインラインチャットに対応しました!
Claude 3.5 Sonnet v2を搭載し、コードを選択して最適化、コメント追加、テストの作成といったアクションが容易に行えます。

Amazon Q Developer announces support for inline chat to streamline the developer experience

公式ブログ:

Introducing the next-level of AI-powered workflows with Amazon Q Developer inline chat

 

★★SageMakerのノートブックインスタンスがJupyterLab 4をサポート

 

Machine Learning: SageMaker

SageMakerのノートブックインスタンスにて、JupyterLab 4 IDEが利用可能になりました!
ビルド済みのPython/PyPI拡張機能や強化された検索/置換機能などにより、機械学習における開発生産性を高めます。

Amazon SageMaker Notebook Instances now support JupyterLab 4 notebooks

 

Front-End系

 

★★★AppSyncがサーバーレスWebSocket APIを構築する新機能Eventsをリリース

 

Front-End Web & Mobile: AppSync

高性能なサーバーレスWebSocket APIを提供するAppSync Eventsがリリースされました!
GraphQLサブスクリプション不要で、Web APIを使用して大規模にスケールするWebSocketを操作でき、リアルタイムのWEBやモバイルアプリケーション構築に役立ちます。

AWS AppSync launches new serverless WebSocket APIs to power real-time web and mobile experiences at any scale

公式ブログ:

Announcing AWS AppSync Events: serverless WebSocket APIs to power real-time web and mobile experiences at any scale

 

End User系

 

★★WorkSpacesがTCP/UDP 443のデスクトップトラフィックをサポート

 

End User Computing: WorkSpaces

WorkSpacesのAmazon DCV対応デスクトップトラフィックで、TCP/UDPの両方でポート443が利用できるようになりました!
固有にTCP/UDP 4195ポートを開く必要なく、443でUDPを利用しながら、ブロックされた場合のフォールバック先としてTCP 443を利用できます。

Amazon WorkSpaces WSP enables desktop traffic over TCP/UDP port 443

 

Developer系

 

★★CodeBuildがビルドの自動リトライをサポート

 

Developer Tools: CodeBuild

CodeBuildが失敗したビルドを自動で再試行できるようになりました!
CodePipelineやWebhook経由を除くプロジェクトが対応し、リトライの仕組みを構成しなくても指定した制限数に達するまで自動リトライを実行できます。

AWS CodeBuild now supports retrying builds automatically

DevelopersIO記事:

[アップデート] AWS CodeBuild がビルド失敗時に自動再試行出来るようになりました

 

Business系

 

★★SES Mail Managerが相互運用性、セキュリティ、コンプライアンスの機能強化をサポート

 

Business Applications: SES

SES Mail Managerに複数の新機能が追加されました!
TCP 587ポートへのイングレス認証済み接続、SMTPリレー時の検証済み顧客IDの導入強制、アーカイブのメッセージエンベロープ検索の3つで、セキュリティや相互運用性、コンプライアンスが強化されています。

Three enhancements for SES Mail Manager to improve interoperability, security, and compliance

 

★Supply ChainがQuicksightを利用した組み込み分析をサポート

 

Business Applications: Supply Chain

Quicksightを搭載したSupply Chain Analyticsがリリースされました!
組み込みインターフェースからQuicksightを利用したレポートおよび分析が利用できるようになり、需要予測などの運用分析を充実させます。

AWS Supply Chain now offers embedded Analytics powered by Amazon Quicksight

 

★Amazon Connectがチャットおよびタスクでのコールバックをサポート

 

Business Applications: Connect

Amazon Connectにて、チャットやタスクからコールバックができるようになりました!
チャットメッセージまたはWebフォームからリクエストを行うことで、顧客が電話を切らずにエージェントからの電話を受けられます。

Amazon Connect launches support for callbacks when using Chats and Tasks

 

★Amazon Connectが分析データレイクで公開予測をサポート

 

Business Applications: Connect

Amazon Connectの分析データレイクにて、公開された短期および長期の予測データを提供するようになりました!
予測と実績を比較するダッシュボードの作成など他のデータセットとの組み合わせや、他のBIツールの自動取り込みが可能です。

Amazon Connect now provides published forecast data in analytics data lake

 

★WorkMailが多要素認証をサポート

 

Business Applications: WorkMail

WorkMailがIAM Identity Centerと統合し、多要素認証(MFA)が利用できるようになりました!
WorkMail WebアプリをIAM Identity Centerの認証情報でログインでき、MFAによるセキュリティ強化や監査ログの確認および保存が可能です。

Amazon WorkMail now supports multi-factor authentication

 

Migration系

 

★★DataSyncがデータ転送のパフォーマンスとスケーラビリティを強化

 

Migration & Transfer: DataSync

DataSyncが、S3ロケーション間のデータ転送におけるパフォーマンス、スケーラビリティ、可観測性を向上させました!
基本モードに対し拡張モードが選択でき、大量のオブジェクトをより高速に転送できるほか、追加のメトリクスとレポートも提供されます。

AWS DataSync increases performance and scalability for data transfers

 

★Blu Age Runtimeのnon-managedが11リージョンでサポート

 

Migration & Transfer: Mainframe Modernization

Blu Age Runtimeのnon-managedバージョンが、大阪を含む11リージョンで新たに利用可能になりました!
AWS上に移行およびモダナイズされたアプリケーションの統合実行環境を、より柔軟にデプロイおよび利用できます。

AWS Blu Age Runtime non managed now available in 11 more regions

 

Media系

 

★Deadline Cloudが予算関連のイベント発行をサポート

 

Media Services: Deadline Cloud

Deadline Cloudにて、予算や支出に関するイベントをEventBridge経由で発行できるようになりました!
レンダリングにおけるジョブとプロジェクトの支出を追跡し、予算の通知を受け取ったり、アプリケーションへ連携したりできます。

AWS Deadline Cloud now adds budget-related events

 

その他

 

★★re:PostがTrust & Safety Centerをサポート

 

Customer Enablement: re:Post

re:PostにTrust & Safety Centerがオープンしました!
AWS上での不正使用の疑いを報告する方法や、受信した不正使用通知を処理する方法などの情報が提供されます。

AWS Trust & Safety Center is now available on AWS re:Post

 

★★Partner Centralがコラボレーションのための専用Slackチャネルをサポート

 

Others: Partner Central

Partner CentralからAWS Secure Connect Slackを利用して、Slackチャネルで共同販売のコラボレーションを行えるようになりました!
セキュアなSlack Connectを利用し、Oppotunityチームのみが参加するチャネルにて直接コミュニケーションを取ることができます。

AWS Partner Central now supports dedicated Slack channels for collaboration on co-selling opportunities

 

★Incident Detection and Responseが16リージョンでサポート

 

Customer Enablement: Incident Detection and Response

Incident Detection and Responseを大阪含む16リージョンで利用できるようになりました!
Enterpriseサポートプランを対象に、障害リスクを最小限とするためのインシデント管理とエンゲージメントが提供されます。

AWS Incident Detection and Response now available in 16 additional AWS regions

 

★Marketplaceが新しい製品詳細ページをリリース

 

Others: Marketplace

Marketplaceの製品詳細ページ画面が更新されました!
デザインが新しくなり、検索や評価などの機能強化が行われ、ソリューションや製品の発見が簡単になります。

New look for AWS Marketplace product detail pages

 

おわりに

 

今週もおそらくどこよりも早いアップデートまとめをお送りしました!
月末とre:Invent1ヶ月前ということでアップデートの数が増えてきましたね!

 

Twitterアカウントでは可能な限り日々のアップデートを紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!
ハッシュタグ #しむそく も2023/10/20以降の(一部を除く)更新に付与しています!流し読みしたいときにどうぞ。

 

また、YouTubeにて毎週水曜12時から、前週のアップデートをラジオ感覚で振り返る #しむそくRadio も始まりました!
皆さんのフィードバックにより随時改善してまいりますので、是非チャンネル登録、視聴およびアンケートのご回答までしていただけると大変嬉しいです!

#しむそくRadioのYouTubeチャンネルはこちら!