2025/3/17〜2025/3/23のAWSアップデートを振り返ってみた #しむそく #しまがじ
はじめに
3月17日週のAWSアップデートを振り返ってみました!
可能な限りアップデートの内容を理解してまとめていますが、若干知識の浅いサービスや分野はコメントが軽めとなることがあります。ご了承ください。
一部のアップデートにおいて、AWS公式のブログと、各企業ブログなどへのリンクを参考として掲載しています!
ジャンルごとに大別しつつ、個人的に注目度が高いほど★を増やしています。
アツいアップデートだけ流し読みしたい場合は★★や★★★を追っていきましょう!
アップデートの見出しは日本語訳しています!(時期によっては既に日本語の記事が出ているものもあります)
Compute系
★Research and Engineering Studioがバージョン2025.03をサポート
Compute: Research and Engineering Studio
Research and Engineering Studioの最新バージョン2025.03がリリースされました!
コストダッシュボードの導入、Linuxでの休止機能、Windows10および11でのVDIの起動といったアップデートが含まれています。
Research and Engineering Studio on AWS Version 2025.03 now available
Database系
★★Redshift Serverlessがリリースサイクルの最新トラックと後続トラックをサポート
Database: Redshift
Redshift Serverlessが、リリースサイクルにおける最新トラック(Current Track)と後続トラック(Trailing Track)を選択できるようになりました!
検証環境で最新トラック、本番環境で安定版となる後続トラックを選択することで、効率良くワークグループのリリースを検証することができます。
Amazon Redshift Serverless now supports Current and Trailing Tracks for release updates
★DynamoDB AcceleratorがSDK for Goバージョン2をサポート
Database: DynamoDB
DynamoDB Accelerator(DAX)SDK for Go Version 2がリリースされました!
AWS SDK for Go v2と互換性があり、モジュラーアーキテクチャや生産性向上のための機能が提供されています。
Amazon DynamoDB Accelerator (DAX) SDK for Go version 2 is now available
★DynamoDB AcceleratorがSDK for JavaScriptバージョン3をサポート
Database: DynamoDB
DynamoDB Accelerator(DAX)SDK for JavaScript Version 3がリリースされました!
モジュール式アーキテクチャと生産性向上のための機能が提供され、最小限の設定変更でDAXによる高速アクセスを利用できるようになります。
Amazon DynamoDB Accelerator (DAX) SDK for JavaScript version 3 is now available
★RDS Custom for SQL Serverが2025年2月のマイナーバージョンをサポート
Database: RDS
RDS Custom for SQL Serverに2025年2月のマイナーバージョンアップデートが提供されました!
SQL Server 2022が対象で、パフォーマンスの強化とセキュリティの修正が含まれます。
Amazon RDS Custom for SQL Server supports new minor version in February 2025
Network系
★★Client VPNルートと承認ルールのクォータを増加
Networking & Content Delivery: Client VPN
Client VPNが、ターゲットネットワークの関連付けごとのルートクォータを10から100に、エンドポイントごとの承認ルールクォータを50から200に増加しました!
分散アーキテクチャにおいて複数環境の複数サブネットごとにルーティングパスを定義しやすくなります。
AWS Client VPN increases authorization rules and route quotas
Security系
★★AWS WAFがURIフラグメントフィールドマッチングをサポート
Security, Identity, & Compliance: WAF
AWS WAFがURIフラグメントフィールドでのマッチングを行えるようになりました!
URLの#から続くURIフラグメントの部分を一致条件としたルールを作成できるようになり、機密領域へのアクセスや強化されたボットに対する保護を実装できます。
AWS WAF now supports URI fragment field matching
★★Network Firewallが新しいフロー管理機能をサポート
Security, Identity, & Compliance: Network Firewall
Network Firewallに新しいネットワークフロー管理機能が追加されました!
フローのポイントインタイムスナップショットを取得するFlow Captureと、特定の接続を終了できるFlow Flushの2つの機能により、トラフィック制御が強化されます。
AWS Network Firewall introduces new flow management feature
DevelopersIO記事:
[アップデート] AWS Network Firewall でフローオペレーションを使ったキャプチャやフラッシュができるようになりました
Management系
★★Console Mobile Appが24サービスをサポート
Management & Governance: Console Mobile Application
iOS/Android向けのコンソールモバイルアプリケーションに対応するサービスが追加されました!
Service Quotas, CloudFront, SES, Cloud9, Batchなど24サービスへモバイル端末からアクセスしやすくなります。
AWS announces expanded service support in the AWS Console Mobile App
DevelopersIO記事:
AWS コンソールモバイルアプリで利用できるサービスが増えたのでサポート状況を調べてみたところ、モバイルアプリの最近のサポート方針がわかった
★★CloudWatch Application SignalsがSLOの除外時間ウィンドウをサポート
Management & Governance: CloudWatch
CloudWatch Application Signalsが、SLOの除外時間ウィンドウを設定できるようになりました!
計画メンテナンスや営業時間外といったイベントに対して、コンソールやCloudFormationでSLOの一時停止と再開を制御し、正確なSLO測定を実現します。
Manage SLO exclusion time windows using CloudWatch Application Signals
★★CloudWatch RUMが単一のApp Monitorで複数ドメインの監視をサポート
Management & Governance: CloudWatch
CloudWatch RUMが、複数のトップレベルドメイン(TLD)とセカンドレベルドメイン(SLD)を単一のApp Monitorでモニタリングできるようになりました!
TLDがワイルドカードに対応することで実現し、異なるドメインからアクセスするWebアプリケーションの監視を統合できます。
Amazon CloudWatch RUM now supports monitoring multiple domains with a single App Monitor
★★CloudWatch RUMがJavaScriptソースマップをサポート
Management & Governance: CloudWatch
CloudWatch RUMのApp MonitorにJavaScriptソースマップ機能が追加されました!
スタックトレース内でのJavaScriptエラーの場所をソースコードから特定し、人間が読み取り可能な形式に変換することで、フロントエンドのエラーを迅速に解決できます。
CloudWatch RUM now supports JavaScript source maps for easier error debugging
Analytics系
★★Clean RoomsがPySparkをサポート
Analytics: Clean Rooms
Clean Roomsにて、Apache Spark用のPython APIであるPySparkが利用できるようになりました!
パートナーと独自データや分析方法を共有せず、安全な環境でPySparkを使用して高度な分析を実行することが可能です。
PySpark available in AWS Clean Rooms
Machine Learning系
★★★BedrockのLLM-as-a-judgeによるModel EvaluationがGA
Machine Learning: Bedrock
プレビューとなっていたBedrockのLLM-as-a-judgeによるモデル評価機能がGAとなりました!
複数のLLMから評価モデルを選択し、品質や責任あるAIに基づいたメトリクスによる評価が行え、Bedrock内外の任意のモデルやシステムを評価対象に選択可能です。
Amazon Bedrock Model Evaluation LLM-as-a-judge is now generally available
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon Bedrock Model Evaluation で提供される LLM-as-a-Judge 機能が一般提供されました
★★★BedrockのRAG EvaluationがGA
Machine Learning: Bedrock
Bedrockにて、RAG評価機能がGAとなりました!
LLM-as-a-judgeにより品質や責任あるAIに基づいた複数メトリクスを用いて評価可能で、Knowledge BasesだけでなくセルフマネージドなRAGアプリケーションも対象にできるようになっています。
Amazon Bedrock now supports RAG Evaluation (generally available)
★★★Bedrock Guardrailsがポリシーベースのガードレール強制をサポート
Machine Learning: Bedrock
BedrockがIAMポリシーベースでGuardrailsの使用を強制できるようになりました!
Bedrockが呼び出し可能な全てのモデルの推論に対し、トピックフィルターや機密情報フィルターなどを確実に適用し、責任あるAIを実装します。
Amazon Bedrock Guardrails announces policy based enforcement for responsible AI
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon Bedrock のモデル実行に Amazon Bedrock Guardrails の利用を強制する IAM 条件キーが登場しました
★★Amazon NovaがConverse APIでTool Choiceオプションを拡張
Machine Learning: Bedrock
BedrockにてAmazon NovaをConverse APIで実行する際、Tool ChoiceオプションにAnyとToolが追加されました!
既存のAutoから拡張する形で、Anyでは少なくとも1つのツールを使用するよう要求し、Toolでは使用するツールを指定することができます。
Amazon Nova expands Tool Choice options for Converse API
DevelopersIO記事:
[アップデート] Amazon Nova の Tool Use で利用する ToolChoice オプションに Any と Tool モードが追加されました
★★Amazon Q Businessのブラウザ拡張機能が複数機能を追加
Machine Learning: Q Business
Amazon Q Businessに複数の機能が追加されました!
組織ナレッジへのアクセス、インラインPDFサポート、コンテキストからの添付ファイルの削除、画像ファイル添付、拡張されたプロンプトコンテキストウィンドウが含まれ、Webエクスペリエンスが向上します。
AWS announces new upgrades to the Amazon Q Business browser extension
Business系
★★SES Mail ManagerがVadeアドオンをサポート
Business Applications: SES
SES Mail Managerに、メールセキュリティを強化するVadeアドオンが提供されました!
受信および送信メッセージを行動分析や自然言語処理などでリアルタイムに防御を行い、スパムやフィッシング、マルウェアなどに対する堅牢な保護をもたらします。
Amazon SES announces Vade advanced email security Add On for Mail Manager
★★次世代のAmazon Connectがリリース
Business Applications: Connect
強力なAI機能を備えた次世代のAmazon Connectがリリースされました!
会話分析やエージェント支援などあらゆる場面でのAIによる支援を、チャネルごとの料金で利用することができます。
公式ブログ:
★★Amazon Q in Connectが管理Webサイトからの設定をサポート
Business Applications: Connect
Amazon Q in Connectを管理Webサイトのユーザーインターフェースから設定できるようになりました!
AIエージェントの動作やカスタムプロンプト、ガードレールの設定をGUIから簡単に行うことが可能です。
Configure Amazon Q in Connect directly from Connect Admin Website
DevelopersIO記事:
Amazon Q in ConnectのAIプロンプトなどの設定が管理画面からカスタマイズできるようになりました
★★Salesforce Contact Center with Amazon ConnectがGA
Business Applications: Connect
プレビューとなっていたSalesforce Contact Center with Amazon ConnectがGAとなりました!
Salesforce Service CloudでAmazon Connectの音声やチャネル、ルーティング機能を一元的に利用でき、運用エクスペリエンスが向上します。
Salesforce Contact Center with Amazon Connect is now generally available
★Amazon Connect Tasksが最大90日の有効期間をサポート
Business Applications: Connect
Amazon Connectにおけるタスクの有効期限を、デフォルトの7日から最大90日まで設定できるようになりました!
長期間のフォローアップが必要なタスクにおいて、スーパーバイザーまでのエスカレーションまでの期間をより長くすることができます。
Amazon Connect Tasks now support durations up to 90 days
DevelopersIO記事:
Amazon Connect Tasksの最大有効期限が90日間までサポートされるようになりました
★Amazon Connect Contact Lensがエージェントのパフォーマンス評価の承認取得をサポート
Business Applications: Connect
Amazon Connect Contact Lens内で、エージェントがパフォーマンス評価の承認を取得できるようになりました!
自動メール通知またはタスクで確認できていたものをConnect UIで確認でき、評価のレビューに対してオプションのメモを追加できます。
Migration系
★Transfer Familyが強化されたAS2証明書管理機能をサポート
Migration & Transfer: Transfer Family
Transfer FamilyのApplicability Statement 2(AS2)証明書管理機能が強化されました!
AS2証明書のインポートと有効期限ステータスの監視が可能となり、取引パートナーとの通信を安全かつシームレスに行えます。
AWS Transfer Family enhances AS2 certificate management capabilities
Media系
★Deadline CloudがIPv6をサポート
Media Services: Deadline Cloud
Deadline CloudのパブリックサービスエンドポイントがIPv6に対応しました!
レンダリングワークフローをIPv6で利用することが可能で、IPv4からの移行に役立ちます。
AWS Deadline Cloud now supports Internet Protocol Version 6 (IPv6)
Cloud Finance系
★★Payment ProfilesがAWSサービスプロバイダーごとの優先通貨をサポート
Cloud Financial Management: Billing and Cost Management
Billing and Cost Managementの支払いプロファイルにて、AWSサービスプロバイダーごとに優先通貨を設定できるようになりました!
ビジネスニーズに応じて、サービスプロバイダー別に通貨と支払い方法の両方をカスタマイズすることが可能です。
AWS adds currency selection to Payment Profiles
Quantum系
★Amazon BraketがIonQ Forte Enterpriseをサポート
Quantum Computing: Braket
Amazon Braketが、IonQの36量子ビットForte Enterprise QPUを提供しました!
スイスに置かれたデバイスをバージニア北部リージョンで利用する形となりますが、既存のForte-1と同様に使用でき、高度な量子ワークロードを実現します。
IonQ Forte Enterprise now available on Amazon Braket
おわりに
今週こそどこよりも早いアップデートまとめをお送りしました!
BedrockとAmazon Connectの機能拡充が目立ちますね。
Twitterアカウントでは可能な限り日々のアップデートを紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!
ハッシュタグ #しむそく も2023/10/20以降の(一部を除く)更新に付与しています!流し読みしたいときにどうぞ。
※記事執筆時点ではメインアカウントが凍結しているため、上記仮アカウントから発信しています
また、YouTubeにて毎週水曜12時から、前週のアップデートをラジオ感覚で振り返る #しむそくRadio も配信しております!
皆さんのフィードバックにより随時改善してまいりますので、是非チャンネル登録、視聴およびアンケートのご回答までしていただけると大変嬉しいです!