2024/12/30〜2025/1/12のAWSアップデートを振り返ってみた #しむそく #しまがじ
はじめに
1月1週〜2週のAWSアップデートを振り返ってみました!
アップデートの数としては控えめだったので、2週分をまとめています!
可能な限りアップデートの内容を理解してまとめていますが、若干知識の浅いサービスや分野はコメントが軽めとなることがあります。ご了承ください。
一部のアップデートにおいて、AWS公式のブログと、各企業ブログなどへのリンクを参考として掲載しています!
ジャンルごとに大別しつつ、個人的に注目度が高いほど★を増やしています。
アツいアップデートだけ流し読みしたい場合は★★や★★★を追っていきましょう!
アップデートの見出しは日本語訳しています!(時期によっては既に日本語の記事が出ているものもあります)
Database系
★★DynamoDBがポイントインタイムリカバリの期間調整をサポート
Database: DynamoDB
DynamoDBのポイントインタイムリカバリ(PITR)が期間を設定できるようになりました!
1日〜35日までのリカバリ期間を指定でき、従来の35日より短い期間を要求されるコンプライアンス要件に対応します。
Amazon DynamoDB now supports configurable point-in-time-recovery periods
★RDS for MariaDBがイノベーションリリース11.7をプレビュー環境でサポート
Database: RDS
RDS for MariaDB Innovation Release 11.7が、プレビュー環境で利用できるようになりました!
ベクターデータ型、インデックス作成、検索機能に対応したリリースで、プレビュー環境にて1インスタンスあたり最大60日試用できます。
Amazon RDS for MariaDB supports Innovation Release 11.7 in Amazon RDS Database Preview Environment
Security系
★★AWS WAFコンソールがTop Insights Visualizationsをサポート
Security, Identity, & Compliance: WAF
AWS WAFのコンソールに、新しくTop InsightsのVisualizationsが追加されました!
CloudWatch Logsに出力されたWAFログを視覚化しダッシュボードで確認でき、メトリクスの視覚化より多くの情報を得られ、異常特定に役立ちます。
AWS WAF Console adds new Top Insights Visualizations
Management系
★★AWS Chatbotが20のSystems Manager Automationランブック推奨事項をサポート
Management & Governance: Chatbot
AWS Chatbotが、Security HubとECSのイベントに対し、20個のSystems Manager Automationランブックを実行できるようになりました!
それぞれのイベント通知にコンテキストアクションボタンが表示されるようになり、失敗コントロールの修復やトラブルシューティングを効果的に行えます。
Announcing 20 additional AWS Systems Manager Automation runbook recommendations in AWS Chatbot
★★Compute OptimizerがEC2 Auto Scalingに対するアイドルおよび適正サイズの推奨事項提供をサポート
Management & Governance: Compute Optimizer
Compute Optimizerが、EC2のAuto Scalingグループに関するアイドル状態や適正サイズの推奨事項を提供するようになりました!
アイドル状態のグループに対するフラグとスケールダウンの推奨や、コスト効率の高いインスタンスタイプの特定と優先順位付けなどに対応します。
Analytics系
★MSK Connect APIがPrivateLinkをサポート
Analytics: MSK
MSK ConnectのAPIへPrivateLink経由でアクセスできるようになりました!
クライアントからMSK Connectをパブリックインターネットを経由せず呼び出せるようになり、セキュリティ要件を満たすことができます。
Amazon MSK Connect APIs now support AWS PrivateLink
Machine Learning系
★★SageMaker Code Editor IDEがAmazon Q Developerをサポート
Machine Learning: SageMaker AI
SageMaker StudioのCode Editor IDEでAmazon Q Developerが利用できるようになりました!
コードの生成やインラインコード提案、チャットによるSageMakerや発生した問題などへの回答を得られることができ、機械学習開発の生産性が向上します。
Amazon Q Developer is now available in Amazon SageMaker Code Editor IDE
Business系
★Amazon Connect Contact Lensが会話分析とパフォーマンス評価の無料枠を追加
Business Applications: Connect
Amazon Connect Contact Lensの会話分析とパフォーマンス評価に無料トライアルが追加されました!
会話分析は最初の2ヶ月間に100,000音声分数/月を、パフォーマンス評価は初回利用から30日間の無料枠が提供されます。
★Amazon Connect Contact LensがEメールコンタクトのエージェントパフォーマンス評価をサポート
Business Applications: Connect
Amazon Connect Contact Lensが、Eメールコンタクトに関してエージェントのパフォーマンスを評価できるようになりました!
Eメールスレッドとやり取りの詳細を評価対象に含められるようになり、音声、チャット、タスクを含むコンタクト全体で包括的にパフォーマンスを確認できます。
Amazon Connect Contact Lens launches agent performance evaluations for email contacts
Developer系
★★CodeBuildがリザーブドキャパシティとLambdaコンピューティングのバッチビルドをサポート
Developer Tools: CodeBuild
CodeBuildのバッチビルド機能が、リザーブドキャパシティフリートとLambdaコンピューティングでも利用可能になりました!
オンデマンドも含めあらゆるデプロイタイプでプロジェクト内の複数ビルドを同時に実行できるようになり、開発および統合のプロセスを効率化します。
AWS CodeBuild now supports batch builds with reserved capacity and Lambda compute
Migration系
★Application Discovery ServiceがIPv6エンドポイントをサポート
Migration & Transfer: Application Discovery Service
Application Discovery Serviceのエンドポイントが、デュアルスタックドメインによるIPv6での接続に対応しました!
IPv6対応のシステムから利用できるようになるほか、接続元のVPCをIPv6とすることでIPアドレス空間の管理が簡素化します。
AWS Application Discovery Services now supports IPv6 endpoints
その他
★Marketplaceが支払い一時停止通知をサポート
Others: Marketplace
AWS Marketplaceが、無効な銀行口座情報による支払いの一時停止をメール通知またはEventBridge経由で受信できるようになりました!
発行されたイベントには修復手順へのリンクが含まれ、支払いの受け取りを再開するための措置を迅速に行うことができます。
AWS Marketplace launches disbursement pause notifications
おわりに
今週もどこよりも早いアップデートまとめをお送りしました!
Twitterアカウントでは可能な限り日々のアップデートを紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!
ハッシュタグ #しむそく も2023/10/20以降の(一部を除く)更新に付与しています!流し読みしたいときにどうぞ。
※記事執筆時点では凍結中…
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