Bose QC Earbuds IIに最適なイヤーピースがついに出た!audio-technica「AT-ER500」レビュー

2023-08-06

 

はじめに

 

※この記述がある限り、この記事のリンクには まだ アフィリエイトが含まれておりません。まだ審査に通るほど記事多くないですしね。

 

SimStaです。
シマリスの記事、技術系の記事をいくつか書いてきましたが、ガジェットの記事も書いていこうと思います。

 

ということで早速ですが、今回はこちら!

 

愛用の完全ワイヤレス、Bose QC Earbuds II

 

2022年12月に購入し、半年以上使用している 「Bose QuietComfort Earbuds II」 の話です!

 

Bose QCII本体 Bose QuietComfort Earbuds II
※ケースは別途Amazonで買いました。色も手触りも好き。

 

Bose最高峰のノイズキャンセリング、低音を中心に豊かなサウンド…。
LDACに対応していない部分は少し残念ですが、ノイキャンと音質両方欲しい!って方には買って損のない製品です。
音の好みは人によって違うので、気になる方は実機をお試し頂くことをオススメします!

 

数少ない欠点

そんなBose QC Earbuds IIですが、認識している欠点が2つあります。
そのうちの1つが、

 

他社イヤーピースがほとんど使えない!!

 

というのも、この機種、「純正イヤーピースの形」と「充電ケース内の収納スペース」の観点から、装着可能な他社製イヤーピースが限られてしまうのです。

 

純正イヤーピースM 付属の純正イヤーピースMを装着した状態

 

イヤーピースがかなり低い造りな上に、充電ケースに入れた際のスペースの余裕も既に無い(1〜2ミリくらい)ので、他のイヤーピースは基本収まりません。
特に遮音性の高いウレタン系は高い造りのものが多く…

 

また、イヤーピースの装着部分は円形ではなく、少し縦長の楕円になっています。
これはよほど固いイヤーピースでなければ問題にならないと思いますが、外れやすさにも影響するかもなので少し気にしておきましょう。

 

ちなみに2つ目の欠点は、 「NW-A100のような画面の小さいAndroidウォークマンをBoseアプリが想定しておらず、接続ボタンが画面外に出てイヤホンの設定ができない」 です。

 

NW-A100で接続設定できない

本来はこの画面で「接続する」が表示されるはずなのに、画面が想定外の小ささなため表示されずアプリが使用できない…。

 

デフォルトの設定であれば問題無く使えるし、他の端末で設定しておいてからウォークマンに繋ぐことで対処はできます。
地味に不便な問題だけどニッチなので今回は詳しく取り上げません。
対応はよ

 

イヤーピースの救世主、AT-ER500

 

そんなBose QC Earbuds IIに合うイヤーピースを探しながら過ごしていた所、発売予定のこの製品が目に留まりました。

 

AT-ER500

今回の主役、Audio-Technica製のAT-ER500です!
(当初は日和ってMだけ購入していたものの、いけそうだったのでLも購入)

 

この製品を見て、「おっ!」となったのは以下の2点です。

 

低くて収まりが良さそうなサイズ感

 

AT-ER500のサイズ感

 

まずはサイズ。
高さが5.5mm と、純正(Mサイズで約5mm)に匹敵する低さ!
これなら充電ケースに入るかな?と期待しました。
また直径もMサイズ12mm、Lサイズ13.3mmで、問題なさそうに思えました。
(こっちは特に測ってはいなかった)

 

※純正イヤーピースは傘が大きいため、装着したときに突出する部分が低くなります。外見だけでは比較しきれないことに注意!

 

フィットしつつ遮音もこなせそうな素材

 

AT-ER500の特徴として、製品説明に「体温で形が変わる新素材『アブソートマー(登録商標)』を使用」と書かれています。
また、テクニカルデータには「α-オレフィンコポリマーコンパウンド材」と記載がありました。
素材の詳しい説明については商標元の三井ケミカルのサイトに記載がありましたので、確認してみてください。

 

素材の主な特徴としては、

  • 熱可塑性(高温で軟化し、低温で硬化する)
  • 制振性(10Hz以下の低周波数領域に応力吸収性のピークがある)
  • 応力緩和性(低反発である)

などが挙げられています。
フィット感や遮音性(外からのノイズ抑制)に一役買ってそうですね。

 

実際に装着してみた

 

ここからは本体にAT-ER500を装着した様子です。

 

まず並べてみた

 

上から大きさ比較

右から本製品のMサイズ、純正のMサイズ、本製品のLサイズです。

 

横から高さ比較

こちらは横から見てみた写真。
前述の通り、純正は傘が大きいため高く見えますが、実際には装着部分が浮いているためAT-ER500より少し低いです。

 

そもそも装着できるか?

 

前述の通り、Bose QC Earbuds IIはイヤーピースの装着部分が縦長の楕円なため、少しイヤーピースを伸ばして装着することになります。
温めると柔らかくなる素材なので、ちょっときつく感じたら、無理にはめようとせず手の中で少し温めてみると良いです。
また、使用中に外れないよう、しっかり奥まで差し込みましょう。
一度ちゃんと装着してしまえば、固くなることもあり外れにくくなります。

 

装着した様子 ラインに重なるくらいまで装着できていれば安心かと思います。
※それでも純正よりは若干外れやすいので注意

 

充電ケースには入ってくれるか?

 

Mサイズ装着 こちらはMサイズ。

 

Lサイズ装着 こちらはLサイズです。

 

どちらもかなりギリギリではありますが、問題なく充電ケースに入ってくれました!
当然ながらイヤホンの充電にも影響はありません。

 

耳に入れたときの装着感

 

他のイヤーピースよりは小さめなため、耳へは簡単に入ると思います。
ただ、素材の特性の通り、入れ始め(特に気温の低い冬)は硬めにつき、痛く感じるかもしれません。
時間の経過で体温により徐々に耳に馴染んでいくので、長時間のリスニングには安心です。
移動中、国内線の飛行機くらいの時間も快適に過ごせることでしょう。

 

AT-ER500で聴いてみた

 

自宅、電車、飛行機で聴いてみて、音質の面とノイズキャンセリングの面ではっきり変化を感じられました。

 

【音質面】

全体的に音の解像度が向上し、よりBoseらしい音になったように感じられます。
特に低〜中音域の間が非常に綺麗な音になりました!

 

【ノイズキャンセリング面】

電車や飛行機で気になる低〜中音域のノイズはもちろんのこと、高音域に対してもかなり高い遮音性を発揮します!
純正では抑えきれなかった車内アナウンスや人の話し声も、音楽停止中は少し聞こえるくらい、再生中は大きくない音量でもシャットアウトしてくれます。
WF-1000XM4に匹敵、もしかしたらそれ以上かも?

 

※逆に歩行中などの使用は外音取り込みモードにするなど、危険の無い利用を心掛けてください。身を守るために必要な音が聞こえない恐れがあります。

 

おわりに

 

今回は「Bose QuietComfort Earbuds II」に最適なイヤーピースの1つとして、audio-technica「AT-ER500」を購入し、レビューしました。
4個入りで2,970円(2023/8/5時点のAmazon価格)とそれなりにお高い部類に入りますが、特に純正から換える場合は「買って良かった!」と思える程度の変化を感じられるかと思います。
是非試してみてくださいね!

 

余談ですが、近日発売の「WF-1000XM5」もソニーストアで試聴してきました!

 

WF-1000XM5試聴機

 

低音を中心に全音域がしっかり出るようなSONYらしいサウンドと、他の追随を許さないノイズキャンセリングは非常に満足度が高いです!
小さく軽くなり、装着感が向上したのもポイント!
片方を4回連続タップで音量を調整できる操作が追加されたのも直感的でいい感じ。
試聴だと確認できませんでしたが、WF-1000XM4では懸念事項だったタッチセンサーの誤反応も改善されていると期待しています。

 

買うかどうかは…お財布と相談で…